“止まらない下痢”を引き起こすサイクロスポラ症 カリフォルニアでも警戒呼びかけ―専門家が語る症状と予防策(7/16)

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【ロサンゼルス16日】米国で、寄生虫による食中毒「サイクロスポラ症(Cyclosporiasis)」への警戒が高まっている。全米各地で感染報告が相次ぐ中、カリフォルニア州でも住民に対し、症状への注意と食品衛生対策が呼びかけられている。

サイクロスポラ症は、「Cyclospora cayetanensis」という微小な寄生虫によって引き起こされる感染症。主に汚染された食品や水を口にすることで感染し、特に生野菜や果物などの生鮮食品が感染経路となるケースが知られている。

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◆「長引く下痢」が特徴 見逃しやすい感染症

感染した場合、最も多く見られる症状は水のような下痢で、そのほかにも以下のような症状が報告されている。

  • 腹痛や腹部の張り
  • 吐き気
  • 食欲不振
  • 強い疲労感
  • 体重減少

症状は感染後すぐではなく、数日から2週間ほど経ってから現れることがあり、治療を受けない場合には症状が繰り返したり、長期間続くこともあるという。

専門家は、単なる胃腸炎と思って放置せず、下痢が長引く場合は医療機関で相談することを勧めている。

◆カリフォルニアでのリスクは?

現在、感染者が急増している州と比べると、カリフォルニア州では今回の流行による大幅な増加は確認されていない。しかし、同州では毎年サイクロスポラ症の感染例が報告されており、保健当局は引き続き注意を呼びかけている。

感染源については調査が続いているものの、過去の事例では葉物野菜、ハーブ、ベリー類などの生鮮食品が関連したケースが確認されている。今回も特定の食品や供給元が原因と断定されたわけではなく、当局が詳しい調査を進めている。

◆家庭でできる予防対策

専門家は、感染リスクを下げるため、以下の対策を推奨している。

  • 野菜や果物を流水でよく洗う
  • 生鮮食品を扱う前後に手を洗う
  • キッチンや調理器具を清潔に保つ
  • 可能な食品は加熱して食べる
  • 公的機関からの食品リコール情報を確認する

ただし、サイクロスポラは食品の表面に付着するだけでなく、栽培や流通過程で混入する可能性もあるため、洗浄だけで完全に防げるわけではないとされている。

◆「夏の食中毒」に新たな注意

サイクロスポラ症は、春から夏にかけて発生が増える傾向があり、今回の流行は米国の食品安全管理の重要性を改めて浮き彫りにしている。

専門家は「過度に恐れる必要はないが、症状を知り、正しい食品管理を行うことが大切」と強調している。夏の食生活では、手洗いと食品の取り扱いにこれまで以上の注意が求められている。

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