人助けをしたいという思いが叶った 困っていたらぜひ相談を

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関谷直樹
Naoki Sekiya

Sekiya Law Office 弁護士
(カリフォルニア州弁護士協会公認 移民国籍法スペシャリスト)

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■カリフォルニア州弁護士協会の弁護士 関谷直樹さん。移民国籍法のスペシャリストに認定されている。
https://apps.calbar.ca.gov/attorney/Licensee/Detail/232425
Sekiya Law Office
TEL: 424-999-5420
Address: 2340 Plaza del Amo Suite 240, Torrance, CA 90501

「神父にはならなかったけれど人助けをしたいということは結局叶っています」加州弁護士協会の弁護士で、移民国籍法スペシャリストの関谷直樹さんはこう語る。第二次トランプ政権は不法移民問題を最重要課題と位置づけ、日々世間を賑わせているが、これに伴って関谷さんの仕事もより一層忙しいようだ。一体どんな半生を送ってきたのか。

 1972年、神奈川県藤沢市出身。敬虔なクリスチャンである父と母のもとに生まれた5人きょうだいの4番目。上に3人兄がいて下に妹がいる。父は湘南白百合学園中学の英語教師だった。一家は関谷さんが3才のとき岩手県へ移住。父が盛岡白百合学園に転籍したためだ。両親の願い通り、子供達は大自然のなかのびのびと育った。「何でも自分でやるというのが我が家の方針で、鍵っ子だった僕はご飯を炊いて味噌汁を作って親の帰りを待つのは普通のことでした」いつの間にか地元の方言を話すようになって、すぐに村立小学校に溶け込んだ。

 両親は4人の息子のうち1人くらい神父になってくれたらと願い、関谷さんは神父になるための小神学校が併設されている神奈川のサレジオ学院中学へ進学した。家族は岩手に残ったので寮暮らしだ。毎朝授業が始まる前に、早朝ミサに行き、神学について学ぶ生活は思春期の男子にとって過酷だったろうと想像するが「苦しいとは思わなかったですね」との答え。幼少期から自立した生活を送っていた賜物だろう。サレジオ高校卒業後は中央大学文学部英米文学専攻へ。今度は東京・調布の大神学校に住みながら大学へ通う生活が始まった。しかし大学2年時、胸のなかで長いことくすぶっていた気持ちが表出。「日曜日の朝、教会で説法する自分の姿がどうしても思い描けなかった。1回すべてをフラットにして人生を見つめ直したい」両親との激論はあったものの説得し、神父への道を自ら絶った。大学4年時アラバマ大学へ留学し「目から鱗が落ちる」生活を味わったことは今に繋がっている。

 大学卒業後は日野市役所へ就職し、その後はLA日本国総領事館で勤務。当時見ていた『アリーmy Love』で弁護士業がおもしろそうだと直感した。一度決めたら初志貫徹。日本の外資証券会社で貯金して、サクラメントのロースクール・マクジョージ法律大学院へ進学した。2004年にロースクールを卒業し、加州司法試験に一発合格。法律事務所勤務を経て2016年に独立。加州弁護士協会公認の移民国籍法スペシャリストの資格も取得した。「安定した公務員の仕事を捨てて外に出たら走り続けるしかないですよ。クライアントは日系、フィリピン系、メキシコ系と多様です。何か心配事があるなら問題が大きくなる前に相談に来て下さい」

■ロースクール卒業式
■趣味はキャンピング。息子さんと一緒に。

(5/5/2025)

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