LA郡でイギリス型変異株が優勢  6月15日以降も注意して (5/25)

【ロサンゼルス24日】ワクチン接種で新型コロナウイルスの感染者数が減少しているロサンゼルス郡だが、感染力が強いイギリス型変異株(B.1.1.7)がこのほど、カリフォルニア型変異株(B.1.427/429)を上回る勢いで増えており、郡当局は、コロナ規制が解除される予定の6月15日以降も警戒を緩めないよう呼び掛けている。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局の調査によると、このほど検査を行ったコロナウイルスの標本40件のうち、53%がイギリス型変異株で、カリフォルニア変異株はなかった。この検査ではまた、6件のブラジル型変異株(P.1)と1件の南アフリカ型変異株(B.1.351)も検出された。

 同局は声明で、ワクチン接種を終えていない人はマスク着用と6フィートのソーシャル・ディスタンス・ルールを引き続き守るよう求めた。また、ワクチン接種が承認されていない12歳以下の子供は、他人とのフィジカル・ディスタンスが取れない屋内では、マスクの着用を続けるよう求めた。

 医療従事者を対象にしたリサーチ結果では、ワクチン接種が、変異株を含むコロナウイルスへの感染率を94%減らすなどの効果が出ており、同局はワクチン接種を推奨している。

 

 

 

 

 

 

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