総工費17.3億ドル、LAXウェスト・ゲーツを一般公開 (5/25)

【ロサンゼルス24日】ロサンゼルス国際空港(LAX)のトムブラッドレー国際線ターミナル横に、総工費17億3,000万ドルをかけたウェスト・ゲーツ・ビルが完成した。広さ75万平方フィートで5階建の近代的なこのビルは、国際線と国内線の15機が離着陸できる。モダンな建築スタイルで、生体認証搭乗ゲートなど、搭乗客にフレンドリーなテクノロジーが満載だ。

 トムブラッドレーのウェスト・ゲーツは海の波をイメージした内装デザインで、広さ6万平方フィート近くのラウンジがあり、2カ所の授乳室とサービス・アニマル用エリア、子供の遊び場、ライブパフォーマンスやアート展示用のスペースを設置。最新のWiFi6を装備し、コンタクトレスで食べ物のオーダーなどができる他、今年末には5Gへの対応も可能になる。

 「米国グリーンビルディング評議会」のLEED認証制度に従い、建物の屋根には熱吸収を減らす材料が使われ、複層ガラスや効率的な暖房・換気・空調システムを導入することでビル内の電力消費量を節約。また、水の消費量を41%減らすことができる節水配管システムを取り入れるなど、環境改善に重点を置いたつくりになっている。  

 24日に行われた開館式典でエリック・ガルセッティ市長は、「建物に降り立った旅行者は、近代化したLAXに感激するでしょう」と述べ、世界一多忙な空港の運営を続けながら、ビルが新設されたことをたたえた。ウェスト・ゲーツ・ビルの新設は、150億ドル近くの予算を充てた市のLAX近代化事業の一部。

 

 

 

 

 

 

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