【ロサンゼルス19日】米国移民・税関執行局(ICE)のトッド・ライオンズ代理局長は、2026年に米国で開催されるFIFAワールドカップの警備計画において、同局が「重要な役割(key part)」を担うと述べた。この発言は、下院国土安全保障委員会での証言の中で明らかにされた。大会はニューヨーク/ニュージャージー地域やフィラデルフィアを含む米国内複数都市で試合を実施する予定であり、ICEはその他の連邦機関と連携し大会全体の安全確保に関与するという。ライオンズ氏は、特にICEの組織犯罪捜査部門(Homeland Security Investigations)が「大会の全体的な治安システムの重要な一部である」と強調した。
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ICE関係者は、役割の中心はインテリジェンス共有や公衆安全に関連する犯罪捜査であり、純粋な移民取締り(大量摘発など)ではないと説明しているが、具体的な作戦範囲や現場での活動内容についての詳細は明らかにされていない。
一方で、ICEの関与は論争を呼んでいる。米国内では過去の拘留中の死亡例や移民取締り活動への批判が根強く、人権団体や一部の議員からは「国際的なイベントで移民取締機関が警備に関与することへの懸念」が示されている。特にニュージャージー州選出の民主党下院議員ネリー・ポウ氏は、ワールドカップが大勢の外国人観光客や移民コミュニティを引き寄せる中で、警備にICEが関与することが「訪問者や在留者に恐怖感を与える可能性」を指摘している。
大会の警備計画は連邦、州、地方当局が協力して策定されているが、ICEの具体的な活動内容や会場周辺での執行活動の有無については今後も注目が集まる。
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