ライフスタイルにぬくもりを届ける手づくりファニチャー

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ジャック 佐々木
Jack Sasaki

家具デザイナー (summer studioオーナー)

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■summerstudioのクリエイティブ・ディレクターで、オーナーのJack佐々木さん。
現在、フェアファックスにショールームを構える。
オンラインショールーム・詳細はこちら https://www.summerstudiodesign.com/

2017年に自身の家具デザインスタジオ「サマースタジオ(summer studio)」をスタートしたジャック佐々木さん。「私は、このサマースタジオを50代半ばで起業しました。一般的に50代というと、人生でいえば秋という位置づけなんですけど、そうではないんだ、と。カリフォルニアのリラックスした夏や情熱的な季節が感じられる明るくポジティブな雰囲気でいこうと『サマースタジオ』と名前をつけました」

 もともと日本の大手建設会社で建築設計をしていた佐々木さんが、建築のマインドから家具デザイナーとしてのマインドに切り替えていくのは容易ではなかったという。「建築設計はまず先に契約をしてから、クライアントの意向に沿ってデザインされた家を建てるわけです。一方で、家具はまずデザインして販売してみて、売れて初めてビジネスになる。売れることと、かつ自分のデザインや方向性が見合ったものを作ること。そこの切り替えに約2年を要しました」。試行錯誤しながら完成した最初の作品は、木のスタンドがついたフロアランプと、三つ足のアルパインスツール。木のぬくもりや愛嬌の感じられる作品は、眺めていると優しい気持ちになれる。「使い心地を重視した機能性、そこにチャーミングな表情を加えることを大切にしています。素材には大きく分けてホワイトオークとブラックウォルナットの2種類を使用。ホワイトオークはオイルを塗るとすごく温かみのある色になりますし、ブラックウォルナットは色が濃くて彫刻的な表現がすごく映えます。素材によって持つ表情が変わってくるのが、作り手として毎回楽しみにしている部分です」

■素材にホワイトオークやブラックウォルナットを使用。機能性、アート性に富んだファニチャーたちからは、木のぬくもりや可愛らしさが感じられる。

 神戸生まれの東京育ち。絵を描いたり、物を作ることが得意で好きな子供だった。会社勤めをしていた父の転勤で、佐々木さんが高校2年生の時に家族で渡米しシアトルに移った。現地の高校を卒業後、ワシントン大学の建築学部に入った。「アートが好きだけれど、絵を描くだけではちょっともの足りなかった。アート×デザインなら、設計をやってみようと考えました」。ペンシルバニア大学大学院を卒業した後、日本に帰国、鹿島建設の設計部に勤務。2000年にはLAに赴任になり不動産開発部門に配属。UCLAでMBAを修了するなど企業でのキャリアを積んでいた佐々木さんだが、物作りも変わらず好きで、LAのコミュニティカレッジで木工を学んだ。2012年には帰任の辞令が下り、家族はLA、自身は逆単身赴任で東京へ。それから2年して次男の大学受験を前に会社を辞めてLAに再び戻った。

 新たな挑戦をスタートした佐々木さん。「自分の手で作った物が人の手に渡って生活の一部になる、そしてそこから人との繋がりができる! この年になって、自分が夢中になれることでチャレンジができるのは幸福だなあと思うんです」

(8/15/2023)

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