【ロサンゼルス26日】56歳の誕生日を迎えた女優ニコール・キッドマンが、今月23日金曜日に、ラスベガス・コンベンションセンターで開催中の自動車オークションに登場して話題になっている。
キッドマンは、自身の誕生日を祝うため、夫のキース・アーバンとともに今月21日水曜日プラネット・ハリウッドを訪れ、その翌々日の金曜日にラスベガス・コンベンションセンターで開催されている世界最大級の自動車オークション「バレット・ジャクソン」を訪れた。『LAS VEGAS REVIEW-JOURNAL』によると、アーバンはバレット・ジャクソンのオーディションを録画することで知られる大の車好きだという。
そこでは、アメリカの自動車ブランドであるダッジが製造した「ダッジ・チャージャー・SRTデーモン170」が出品されていた。その売り上げが、性的虐待の被害を受けた児童を救済する慈善団体に全額寄付されることを知ったキッドマンは、翌日に再び会場を訪れ、その車を40万ドル(約5700万円)で落札した。
この慈善団体は、9歳のときに継父にレイプされたクリスティという少女に触発され、1994年に設立された団体で、このチャリティの存在を知ったキッドマンは、この車へのオークションへの参加を志願し、クリスティの慈善団体のCEOであるアマンダ・アルトマンとともにメインステージに登場し、落札したというわけだ。
ところが、話はこれで終わらない。キッドマンは同じ車をすぐに出品し、当初の落札価格より引き下げ、別の人が30万ドル(約4300万円)で落札したのである。キッドマンはその売り上げを同じ団体に寄付したため、合計70万ドル(約1億円)が寄付されることになった。つまり彼女は、この慈善団体のために70万ドルを一瞬にして集めたというわけだ。キッドマンはこう語っている。「彼(バイヤー)は私がやっていることを知らないだろう。彼はあとで気づくだろう」と。キッドマン自身も継父から性的虐待を受けた過去があり、何かをする必要があると感じていたと語っている。
Nicole Kidman rocks Barrett-Jackson car show with $700K sale
※画像:Las Vegas Review Journal