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アメリカで、お花を
贈るときに気をつけること
Angeluck Custom Design
310-539-3838
www.angeluck.com
フラワーアレンジメントからウエディングコー
ディネーションまで、幅広いサービスを展開。
■質問にお答え頂いた方
Angeluck Custom Design代表 中村猛さん
Angeluckウエディングプランナー 中村幸子さん
ウェディングやお誕生日などの記念日、お店の開店祝い、病気のお見舞い、お葬式など様々な場面で贈るお花。よく「ウェディングでお花を贈る時に、贈ったら失礼になるお花やタブーなことってありますか?」と質問をされることがありますが、ひとくくりにはお答えできないのが正直なところです。
特にアメリカやロサンゼルスは多種多様な文化が混ざりあう場所です。日本では常識的なことでも、他の文化の方に同じことをすると失礼にあたる可能性も多々あり、とても難しいテーマといえますので、一部の例をご紹介させていただきましょう!
例えば、日本人の方のウェディングでは、純白を基調として、真っ白いお花をお祝いに贈るのが主流とされ、純白に憧れを持つ方も多いことでしょう。しかし、中国系やベトナム系などではで白色は亡くなった人への哀悼を表わすものなので、もしお祝いの花を受け取るお友達やご家族が中国やベトナムの文化を持つ場合には、注意が必要です。
LAで長年ウェディング事業をしていてよくご依頼があるのが、メキシコ文化を持つアメリカ人の方のウェディングです。そのメキシカンカルチャーの晴れの日のお祝いでご法度なのが、「マリーゴールド」のお花。マリーゴールドは、亡くなった方を偲ぶ「死者の日」の祭壇やお墓に飾られるもので、死者の日を祝う特別なお花です。鮮やかなオレンジ色が美しいお花なのですが、祝いのお花には適していません。
また一方では、日本でお葬式に相応しくないとされる「赤いバラ」は、アメリカでは献花用として使用する事も多々あります。
このように、お花を贈る時のマナーは、その国の文化でも様々ですし奥が深いものです。全てのしきたりを把握することはなかなか難しいことですから、「国によってお花の文化も違う」くらいに気に留めておくのがよいかもしれませんね。
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(8/24/2022)
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