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先日このコラムで街から床屋さんが減少して、床屋難民が増えていると伝えましたが、町を歩くとまだまだ難民候補がありました。
先ずは、駅の近くに必ずあった「CD/レコードショップ」を全く見かけないのです。モーニング娘や光GENJIが大人気の頃はどんな商店街にも2軒3軒はあった。少し前までTSUTAYAにCDを探しに行くのがトレンドだったが、今や世界中の楽曲が配信ですぐにダウンロードできる。しかし直にCDジャケットを手に取って選ぶ事は難しい。まさに音楽難民なのだ!
次に、町の「本屋さん」も全く見かけない。私の実家がある築地では3軒あった本屋が全て消えてしまった!コンビニにある雑誌だけでは悲しすぎる。皆さん欲しい時はAmazonで購入しているのか。ネットを使わない高齢者は大きな繫華街まで行かなくてはならない。Book難民なのだ。
昔ながらの「普通の喫茶店」も探すのに苦労する。ロケで色んな街にお邪魔するのだが打ち合わせをする場所がない。スターバックスやタリーズコーヒーみたいなオシャレなカフェはあるのだが落ち着かないし声を出しづらい。モーニングサービス(ソーセージ、ゆで卵付き)とスポーツ新聞が置いてあるようなお店が欲しいのだ。まさにゆで卵難民なのだ!
最大難民層といえば「ガソリンスタンド」だ。最近の車は燃費が良すぎてガソリンスタンドが儲からず激減している。先日は浅草を走行中ガソリンゲージのエンプティに気付かず大変な事態になった。以前使用した店が無くなっていて、大慌てでスタンドを探し、10キロ離れた鶯谷にあるスタンドまで超エコ走行でなんとか辿り着いた。
こんな経験は私だけではないはず。それに輪を掛けてEVカー(電気自動車)充電難民が社会問題になっている。日曜日の行楽地帰りの東名高速のサービスエリアでは充電を待つ車列が由々しき事態なのだ。帰宅時間帯には、先に4台並んでいると、下手をすると2時間待たされることもある。楽しかった思い出もぶち壊し!これが原因でEV車を売るドライバーも増えている。まさに充電難民なのだ。

では逆に、商店街にはどんなお店が増えたのだろうか?
私、武蔵小山商店街(品川区)で調査しました。ずばり「指圧マッサージ、整体治療、足つぼマッサージ」等の身体ケアのお店が増殖中!それも老若男女が利用している。日本中が疲れているのだろうか。これってどうなの?
マッサージもいいけど先ずは体を動かすのが大切ではと思っていたら、ありました、スポーツジムが商店街の中に4軒も。そうなんです、身体を鍛えてマッサージして大満足なのです!
日本人、平和ですね。これってアメリカも一緒なのかな?
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■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。
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