【ロサンゼルス27日】ロサンゼルス市の市議会は27日、市の施設や市主催の催しで使われる、使い捨てプラスチック製品を段階的に減らしていく方針を全会一致で決議した。市はまた、発砲スチロールなどのポリスチレン製品の使用禁止に向けた取り組みも継続する予定。
ミッチ・オファレル市議は27日、「ロサンゼルスの未来は、プラスチックのない未来」と、称賛した。「9年前のレジ袋禁止令から4年前のストロー禁止令、そして昨年はプラスチック製食器のリクエストなしの提供禁止令と、使い捨てプラスチックの廃止が進んでいる」と話した。
市法務官が今後、市の施設と市所有の土地で行われる催しで、プラスチック製品の使用を段階的に削減していく条例を起草することになる。
一方、衛生局は、環境社会政策「ゼロ・ウェイスト」についてのトレーニング・コースを開発し、2023年1月から、市の全職員に受講させる予定。これに伴い、市の各部署は9月30日までに、「ゼロ・ウェイスト計画」を開発しなければならない。これらに従わなかった者には、3回目から25ドルの罰金が科されることになるという。
使い捨てプラスチック製品から出る廃棄物の削減を目指す新条例は、ロサンゼルス郡でも19日に可決されたばかり。