LA郡、春休み明けの学校でコロナ感染が増加傾向  病気の兆候の慎重な観察重要(4/28)

【ロサンゼルス27日】ロサンゼルス郡公衆衛生局は27日、春休み明けの学校で生徒やスタッフのコロナ感染が判明するケースが増えているとし、注意を呼び掛けた。

 同局によると、先週実施された52万9,000人を対象にしたコロナ検査では、陽性者は1,842人で、陽性率は0.35%だった。その前週は、45万人中844人が陽性で、陽性率は0.19%だった。

 学校関連のアウトブレイクは先週、一週間で13件が報告され、4月の第二週の11件よりわずかに増加した。

 新型コロナウイルスのオミクロン型の派生型で感染力の強い「BA.2」が、郡内の感染増加の原因となっている、と公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長は述べた。「最近、感染者と接触した人は、病気の兆候がないか注意深く観察する必要がある。無症状の場合に隔離は必要ないが、最後の接触から10日間、屋内で他の人と一緒にいる時はマスクを着用し、できるだけ早く検査を受けて」と呼び掛けた。このシンプルな手順が、感染のリスク軽減と連鎖を断ち切るためには重要、と強調。特に、長時間他人と接触する職場や学校では必要不可欠だとした。

 ロサンゼルス郡当局によると、5月中に、744件の学校対象のコロナワクチン接種クリニックが計画されている。

 27日、ロサンゼルス郡のコロナ新規感染者数は1,686人で、合計286万7,415人となった。死亡は10人で、その合計は3万1,951人。27日時点のコロナ陽性率の一日平均は1.7%。郡の病院に入院するコロナ患者数は235人で比較的安定しており、このうち集中治療室の患者は28人。

 

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