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DUI(飲酒運転)で逮捕
【後編】アルコール濃度
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Law Offices of Kanako K. Blondet
児童福祉法とDUIなどを専門に扱う
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■質問にお答え頂いた方:加奈子ブロンデット弁護士
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前編(4月1日号)では、DUI(飲酒運転)での血中アルコール濃度についてお伝えしました。では、DUIで捕まった場合の罰則には、どのようなものがあるの でしょう。下記の表は、2022年現在の罰則の基本的な内容です。
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一回目のDUIの罰金は$390-$1,000とありますが、実際には他にも様々な追加費用を請求されますので、最終的に$3,600くらいの出費になる可能性があります。罰金はこれだけではなく、事故を起こして相手の車を破損させたり怪我人が出た場合はさらに多額の出費がかかることになるばかりか、上の表にあるように禁固刑が科されたり、一定期間免許停止されることになりますが、これらの罰則は血中アルコールの値によっても変わってきます。それに加え、DUIクラスの受講、最低3年の保護観察、Ignition Interlock Device (IID:エンジンをかける時に息を吹きかけるアルコール感知装置)を車に装着するなど、様々な義務が科されます。IIDの装着は以前にはなかった罰則で、近年追加されたものです。さらに、DUIで有罪になった場合、保険料の上昇はもちろん、雇用機会の減少、大学入学や奨学金の却下、各種ビザ・グリーンカード取得の制限など、あらゆるところで悪影響が出る可能性があります。
少しだけなら大丈夫だろう、という気の緩みで上記のような厳しい罰を受けることにならないよう、くれぐれも気を付けてください。なによりも自己の安全のため、他人へ迷惑をかけないためにも飲酒運転や薬物影響下での運転は避けましょう。
この記事は一般的な情報提供を目的とし、法的アドバイスとして書かれたものではありません。個々の状況に対する法的アドバイスに関しては各自専門家にご相談ください。
(4/5/2022)
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