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「お前の汚い口で、妻の名前を呼ぶな!」
アカデミー賞舞台上でのビンタ事件
ウィル・スミスは、3月27日に行われた2022年アカデミー賞授賞式のビンタ事件について正式に公開謝罪しました。
ビンタ事件が起こってしまった理由は・・・
プレゼンターのクリス・ロックが、ウィルの妻で自己免疫疾患の脱毛症のため髪を剃り落としたジェイダ・ピンケット・スミスを『G.I.ジェーン』にたとえてジョークにしてしまったのです・・・。
このことに憤慨したウィルは、すごい剣幕で舞台上に上がり、クリスにビンタ。
「おいおい、これは映画紹介に絡めたジョークだよ」とあたふたするクリス。
このビンタ事件は、日曜夜の授賞式中にオンエアで生中継されました。
ビンタの瞬間Twitterでは、
「え?やらせ」
「え?パフォーマンスの一部?」
「何何何???」
と炎上しました。
ウィルは妻が脱毛症に苦しんでいるのに、それをジョークにされ、からかわれたことが我慢できなかったようです。
ビンタ事件から5日、さまざまな動きがさまざまな場所で出てきています。
「映画芸術科学アカデミー」は28日、「アカデミーは昨晩のスミス氏の行動を非難する」とスミスを非難する声明を出しました。
また、LAで最も影響力のあるコメディークラブ、「ラフ・ファクトリー」はクリスへのサポートを表明。
ウィル自身は「あらゆる形態の暴力は毒であり、破壊的です。昨夜のアカデミー賞での私の行動は容認できず、許しがたいものでした」とウィルは自身のInstagramアカウントに謝罪文を投稿しました。
「クリスに公に謝罪したいと思います。私は言い過ぎましたし、間違っていました」。
「私は恥ずかしく思っていますし、私の行動は私がなりたい男性像を示すものではありませんでした。愛と優しさの世界に暴力の場所はないのです」
と続けました。
この「世界中で聞こえた平手打ち」は、メディア、一般市民、そしてハリウッドの仲間たちからさまざまな反応を呼び起こしています。
コメディアンで映画監督のジャド・アパトーなど多くの著名人がこの事件を否定的に受け止め、スミスの行動を厳しく非難する一方で、コメディアンで女優のティファニー・ハディッシュは「黒人の男性が妻のために立ち上がるのを見たとき、それは私にとってとても意味のあることでした」と語り、この事件を「私が今まで見た中で最も美しいもの」と呼んだ。
妻のジェイダは、この事件の後も穏やかなコメントを出し続けています。
その中でもTikTokに投稿されている『Storytime with Jada: Hair in Hollywood』では、
「Crown Act!あなたの頭髪に誇りを持って」
と発言し、そして「私の剃った頭を見て人が何と思おうが構わない。だって、私は気に入っているんだもの」
と彼女の強さが多くの女性の共感を呼びました。
(Crown Actとは、カリフォルニア州で始まったヘアスタイルや髪質による差別を禁止する法律)
アカデミーは現在審査を進めており、スミスに対してアカデミー会員資格の停止やアカデミーからの完全追放といった懲戒処分を下すことになりそうで、その具体的な内容は今後開催されるアカデミー理事会で取り上げられる予定となっています。
理事会のメンバーであるウーピー・ゴールドバーグは、アカデミーがスミスの主演男優賞を取り消す可能性は低いと述べています。
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(4/1/21)
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