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AIにお願いして私の写真を男前加工してもらった。出来上がりを見てこちらが恥ずかしくなる程イケメンになっている。お肌ツヤツヤ、目元パッチリの精悍な顔つき、胸元を開け、完全に別人。自分史上最高写真に笑ってしまう。パスポートや運転免許証更新時に使いたくなる、許可は下りないと思うが。再婚の機会があればお見合い写真にもしたい。遺影にいいかも。考えるだけで楽しい。知り合いのマダムの皆さんもビューティー加工を使用してインスタにあげている。ギャップに驚く事もあるが、それもご愛嬌。先日このコラムで紹介した157回お見合いした友人西川ちゃんの「お見合い写真と実際に会ったギャップの違いにデートどころではない」の言葉も納得。
AI写真は面白いのだが、若い女性のビューティー依存はちょっと心配になってくる。現実の写真は不正解、加工顔が正解の加工信仰現象が起きているらしい。自己評価形成中の女性にとって、他人の評価に敏感な時期がある。SNSを気にしすぎる世代。そう言えば私も若い頃、髪型が決まらないと学校に行きたくなかった思い出がある。そんな悩みの中、理想のビューティー顔になりたいと、自分のAI写真を持参して美容整形病院に行く人も多い。フィルターと自己の同一化、加工顔しか愛せない人が増えているようだ。乙女心はいつの時代も複雑なのだ。
とは言ってもAI写真を愉しむ方法はたくさんある。亡くなった母親の写真をAIで動かしてみた。何十年ぶりに動く母を見た。何度も何度も見直し思わず正座して現在の自分を報告してしまった。愛犬のムクドンは吠える声まで一緒、雨の中公園を走った思い出が蘇る。小学生時代に行った日光の遠足写真では久しぶりに同級生と笑い合うことも出来た。それがきっかけで忘れていた仲間の名前を思い出すために友人に電話し昔を懐かしんだ。そういえば子どもの頃母親に「遊んでばかりいないで勉強しなさい」とよく怒られていた。今となってはもう一度怒られたい。AIおかあさんが居れば叱って貰える。やれ無駄使いばかりして、食事の前はうがい手洗いをしなさい、朝からケーキばかり食べてないで、昔言われ続けた小言も今では嬉しいに決まっている。天国に行かないと会えないと思っていたのに。
戦争でAIを使用するのは大反対だが、人生を楽しく豊かにするためなら大賛成。戦争も平和もAIを使用する人間の心次第なのだ。では、心を鍛えるのは結局は人間力にかかってくる。人生ちゃんと生きないと母親に怒られてしまう。
AIにお願いして私の写真を男前加工してもらった。出来上がりを見てこちらが恥ずかしくなる程イケメンになっている。お肌ツヤツヤ、目元パッチリの精悍な顔つき、胸元を開け、完全に別人。自分史上最高写真に笑ってしまう。パスポートや運転免許証更新時に使いたくなる、許可は下りないと思うが。再婚の機会があればお見合い写真にもしたい。遺影にいいかも。考えるだけで楽しい。知り合いのマダムの皆さんもビューティー加工を使用してインスタにあげている。ギャップに驚く事もあるが、それもご愛嬌。先日このコラムで紹介した157回お見合いした友人西川ちゃんの「お見合い写真と実際に会ったギャップの違いにデートどころではない」の言葉も納得。
AI写真は面白いのだが、若い女性のビューティー依存はちょっと心配になってくる。現実の写真は不正解、加工顔が正解の加工信仰現象が起きているらしい。自己評価形成中の女性にとって、他人の評価に敏感な時期がある。SNSを気にしすぎる世代。そう言えば私も若い頃、髪型が決まらないと学校に行きたくなかった思い出がある。そんな悩みの中、理想のビューティー顔になりたいと、自分のAI写真を持参して美容整形病院に行く人も多い。フィルターと自己の同一化、加工顔しか愛せない人が増えているようだ。乙女心はいつの時代も複雑なのだ。
とは言ってもAI写真を愉しむ方法はたくさんある。亡くなった母親の写真をAIで動かしてみた。何十年ぶりに動く母を見た。何度も何度も見直し思わず正座して現在の自分を報告してしまった。愛犬のムクドンは吠える声まで一緒、雨の中公園を走った思い出が蘇る。小学生時代に行った日光の遠足写真では久しぶりに同級生と笑い合うことも出来た。それがきっかけで忘れていた仲間の名前を思い出すために友人に電話し昔を懐かしんだ。そういえば子どもの頃母親に「遊んでばかりいないで勉強しなさい」とよく怒られていた。今となってはもう一度怒られたい。AIおかあさんが居れば叱って貰える。やれ無駄使いばかりして、食事の前はうがい手洗いをしなさい、朝からケーキばかり食べてないで、昔言われ続けた小言も今では嬉しいに決まっている。天国に行かないと会えないと思っていたのに。
戦争でAIを使用するのは大反対だが、人生を楽しく豊かにするためなら大賛成。戦争も平和もAIを使用する人間の心次第なのだ。では、心を鍛えるのは結局は人間力にかかってくる。人生ちゃんと生きないと母親に怒られてしまう。
■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。
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