Law Offices of Kanako K. Blondet | DUIで逮捕【前編】アルコール濃度 | LA法律

.

.

DUI(飲酒運転)で逮捕
【前編】アルコール濃度

.

Law Offices of Kanako K. Blondet
児童福祉法とDUIなどを専門に扱う
4401 Atlantic Ave. Suite200
Long Beach CA 90807
携帯:562-472-5849 / FAX:310-388-1559
kkblondet@gmail.com

■質問にお答え頂いた方:加奈子ブロンデット弁護士

.

DUI(Driving Under the Influence)はたびたび飲酒運転と訳され、主に血中アルコール濃度(BAC)が0.08%以上計測された場合のことをいいます。DUIは飲酒運転に限らず、薬物(違法・処方薬を含む)などの影響で安全に運転できない状態で運転した場合も含まれます。 
 カリフォルニア州は一定の範囲でマリファナを使用することが合法になりましたが、マリファナは脳の活動を低下させ判断力が低下するので、その影響下での運転は非常に危険であり、DUIの対象になります。アルコールやマリファナはもちろん、たとえ医師から処方された薬でも、それを服用後に運転に影響が出ないかどうか確かめる必要があります。

.

.

 先ほど血中アルコール濃度(BAC)は0.08%以上と述べましたが、職業ドライバーは0.04%、飲酒年齢未満(21歳未満)は0.05%となり、それぞれ値が変わります。BACを図る計器はアメリカ人成人男性を基準に調整されているので、体の小さな女性や日本人は高めに出る可能性があり、注意が必要です。
 これだけの分量なら大丈夫ということはなく、バーで友達と同じ分量を飲んだ場合でも、そのあと通常通りに運転できる人もいれば、安全に運転できずDUIで捕まってしまう人もいる可能性はあります。ビール1杯しか飲んでいなくても、ビールの種類や、グラスの大きさ、飲んだ後に何か食べたか、どれくらい時間が経ったかなど様々な要素が絡むことになります。「少しでも飲んだら運転しない」を心掛けることが大切です。

次回【後編】では、DUIで逮捕された場合の罰則についてお伝えします。

この記事は一般的な情報提供を目的とし、法的アドバイスとして書かれたものではありません。個々の状況に対する法的アドバイスに関しては各自専門家にご相談ください。

(2/23/2022)

.

.

.

.

.

ホームに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。