エルモンテ市がシングルマザーに毎月500ドル支給、各地で所得保証制度の導入浸透(3/16)

【エルモンテ16日】エルモンテ市が、18歳未満の子供を育てるシングルマザーのための所得保証プログラムを試験的にスタートさせる。

市議会は15日、同プログラムの運営を、研究機関の「RAND Corporation」に委託することを承認した。

 同プログラムは、シングルマザー125人を対象に、毎月500ドルを支給する内容。所得が貧困ライン以下であること、コロナパンデミックの悪影響を受けたことが対象者の条件となる。応募の受付日はまだ未定。米議会で約1年前に可決された1兆9,000億ドルの「アメリカン・レスキュー・プラン」から資金が拠出されることになっている。

近年、所得保証制度の導入は、各地で浸透している。ロサンゼルス市は昨年10月、全米最大規模の所得保証パイロットプログラム「Big:Leap」を開始し、3,200世帯に1,000ドルの現金を支給。また、ロングビーチ市は昨年7月、低所得層の500人に月500ドルを1年間支給するプログラムを開始した。この参加者は全員、貧困ライン以下の収入で働くシングルマザーかシングルファーザーだという。

エルモンテ市が、18歳未満の子供を育てるシングルマザーのための所得保証プログラムを試験的にスタートさせる。昨年7月にはまた、ロサンゼルス郡参事会が、18歳から24歳の若者を対象とした所得保証制度の試験的導入を承認。2020年10月には、コンプトン市がユニバーサル・ベーシック・インカム・プログラムを開始し、2年間で800人の低所得者層に現金を配布すると発表した。また、昨年夏には、カリフォルニア州議会が、里親の元を離れた若者や妊産婦に対し、用途を制限せずに現金を州費で支給するプログラムの実施を超党派で承認した。

 

 

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