高校バスケ試合で黒人選手に差別用語、「謝罪だけでは不十分」と市長が抗議(1/26)

【ラグナヒルズ26日】ラグナヒルズ高校で21日に行われた男子バーシティーチームのバスケットボール試合で、観戦していたラグナヒルズ高校の男子生徒が、対するアーバイン市ポートラ高校の黒人選手に差別用語を浴びせたとして、大きな問題となっている。

 試合の様子が撮影された携帯の動画では、黒人選手に対し、男子生徒が「やつの奴隷所有者はどこだ」「彼を鎖でつなげ」などとの差別的フレーズを連呼している。

 黒人選手の母親、サブリナ・リトルーブラウンさんと夫は、25日のアーバイン市議会に出席し、激しい怒りを表明。ラグナヒルズ高校側への抗議を求めた。

 リトルーブラウンさんによると、ラグナヒルズ高校側はこの男子生徒を特定し、処分の内容を検討中で、学校からは謝罪が伝えられた。学校区側も、この生徒に懲戒を科し、カウンセリングを実施したことを報告した。

 これに対し、ポートラ高校があるアーバイン市のファラ・カーン市長は25日に声明を出し、「謝罪だけでは不十分。人種差別に深刻な代償が伴うことをアクションで示してほしい」と述べ、人種差別についての教育の重要性を強調した。

 

 

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