天城剣心: 大切な思い出とは何なのか・・・ 絵本『記憶の引き出し』を出版

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天城 剣心
Kenshin Amagi

マジシャン/アーティスト

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ロサンゼルスを拠点に、マジシャン/アーティストとして活動する天城剣心さん。今夏には絵本『記憶の引き出し』の出版を目指す。
website:  www.kenshinamagi.com
instagram:  @kenshin_amagi

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「絵本って子どもが読むイメージですが、大人にも、子どもの頃に読み聞かせてもらった思い出があったり、自分の子どもに読んであげたり、人生の所々で絵本との出会いがある。大人も楽しめる物語を書いてみたいと思ったんです」  

そう語る天城剣心さんにとって初の絵本作品『記憶の引き出し』が現在、今年夏の出版を目指して、クラウドファンディング を実施中。1月29日を締切りに、出版を実現するべく資金調達のため、目標額を設定して募集を行っている。「多くの方が作品や作品のテーマ、プロジェクトに共感してくださることに、感謝の気持ちでいっぱいです」  

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この物語『記憶の引き出し』の舞台は、ある小さな村。そこに住む人たちは全員、一人ひとりが自分自身の人生を表わす不思議な「引き出し」を持っている。その中でたった一人だけ自分の引き出しを持っていないピエロのリコルドはある日、少年サムと出会い、引き出しの謎に挑んでいく―。 「『引き出し』って、仕事で使う書類とか、思い出のあるものとか、誰しも何かしら入れているものですよね。僕も幼い頃にIKEAで買った引き出し付きの厚紙の箱に、おもちゃやお気に入りのものを何でもかんでも入れていました。期限切れのスーパーのクーポンや、お母さんが使っていた古いクレジットカードなど、他の人からみるとガラクタばかり(笑)。だけど僕なりに思い出や思い入れのあるものばかりで、その引き出しがいまだに捨てられないんです。人にとって思い出や記憶って何なんだろう、本当に大切なものはなんなのか、忘れたくない思い出はなんなのか・・・読む人が大切な思い出にもう一度出会えるような世界を描きたい、そんなことを思いながら書いた物語です」  

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5年前より毎週マジックキャッスルのステージに立つマジシャンでもある。写真は昨秋にカナダで行われたマジック世界大会の予選にて。

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若き絵本作家であるが、世界屈指のマジシャンが集まるハリウッドのマジックキャッスルのステージに立つほか、昨年の全日本大会第2位の凄腕マジシャンの顔を持つ。5年前に15歳でキャッスルのジュニアメンバーとなり、2019年に同ステージに立ち始めて現在も毎週末マジックを披露。レゴブロックとトランプを融合させたマジックが人気を博す。「子どもの頃、レゴブロックが好きでよく遊んでいました。僕がレゴのマジックを始めたのも、この絵本を書いたのも幼い頃の思い出の存在が大きいですね」  現在ロサンゼルスの大学に通う現役大学生でもある天城さん。絵本、マジックにとどまらず、他にもたくさんやりたいことがあると話す。「僕は劇場という場所が好きなんです。ステージがあって、赤幕や客席、そしてそこにお客さんがいる。夢は、この絵本『記憶の引き出し』をまず本にして、演劇の舞台化にしたり、様々なエンターテイメントの形にして物語を伝えてみたい」。

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絵本『記憶の引き出し』の出版を目指すクラウドファンディング
1月29日まで実施中

こちら(募集サイト)からファンディングに参加。グッズのプレゼントもあり!

「絵本の挿絵は、僕の友人のイラストレーターによるものです。もっと見てみたい!知ってみたい!と、見る側の想像や興味を誘う、絵の奥行き感にすごくこだわっています」

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(1/28/2021)

 

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