LA郡で17日から、大規模催し参加のワクチン未接種者に規制厳格化(12/17)

【ロサンゼルス16日】ロサンゼルス郡公衆衛生局は16日、新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にあることから、コロナ対策ルールを17日から一部厳格化することを決定。屋内外ともに大規模催しに参加する際、ワクチン接種証明書のない人に、1日以内に受けた簡易抗原検査(antigen test)か、2日以内に受けたPCR検査の陰性証明書提示を義務付ける。

 屋内催しの場合は2歳以下、屋外催しの場合は5歳以下がそれぞれ対象外となる。

 大規模催しの定義は、屋内は1,000人以上、屋外なら1万人以上が集う催しとされる。

 ロサンゼルス郡公衆衛生局のバーバラ・フェラー局長はまた、コロナ感染増加を防ぐためのその他の取り組みも発表した。それらは、高度看護施設の入居者とスタッフへの毎週のコロナ検査実施、高度看護施設の訪問者への72時間以内に実施したコロナ検査の陰性証明書提示、タウンホール集会やソーシャルメディアも使ったワクチンの安全性を広く伝えるアウトリーチ活動の強化、ホームレスへのコロナ検査枠とワクチン接種機会の増加など。

 フェラー局長は16日、ロサンゼルス郡内で30件のオミクロン株への感染が確認されたと発表。30人中24人がワクチン接種完了者で、そのうちの4人はブースターショットも接種済みだった。病院への入院者や死亡者は出ていない。

 感謝祭以降、コロナ感染による入院者数は各郡で増えており、その増加率は、ベンチュラ郡で49%、ロサンゼルス郡で39%、リバーサイド郡で36%。

 

 

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