【ロサンゼルス16日】TikTokをはじめとしたソーシャルメディア上で、17日に学校を攻撃するとの脅迫文の投稿が拡散され、南カリフォルニア地域の学校区では、保護者にメールで17日当日の校内警備強化を告げるところも出てくるなど、異例の事態となっている。
オックスナード地区では先週、ソーシャルメディアに学校への脅迫について投稿した生徒4人が逮捕された。これらの生徒は、投稿は冗談だったと供述した。
今週に入っても、南カリフォルニア地域で学校への脅迫投稿がネット上複数報告されており、ロサンゼルス統一学校区のブレントウッド・サイエンス・マグネットスクールと、コロナのアーバーンデール・インターメディエイトスクールにも脅迫投稿があり、警察が捜査を実施。コロナのケースでは、14歳の男子生徒が自宅で逮捕されたが、武器などは見つかっていない。
ソーシャルメディア上で校内銃撃などを告げる投稿は全米であとを絶たず、社会問題化している。17日に学校を攻撃するという今回の投稿についても、ベンチュラ郡教育委員会などが警戒感を高めている。この投稿では、特定の学校名は述べられていないが、インスタグラムやスナップチャットにも噂が拡散されている。
学校側は生徒に対し、この手の投稿文を再投稿せずに、学校や警察に知らせるよう呼び掛け、保護者にも協力を求めている。これらの脅迫投稿をした生徒は、冗談であっても有罪になり、謹慎処分や退学になるとしている。