Vol.49 静寂に満たされた谷。そして、そこに暮らすナバホの民
3日目も早起きをし朝日に染まるモニュメントバレーの絶景を堪能。朝食を済ませた後は、バレードライブと呼ばれるダートロードに繰り出そう。ジープでのツアーもあるが、時間に縛られず、自由に行動できるよう自身で運転するのをお勧めする。雨や雪でよっぽど道がぬかるんでなければ、通常の乗用車で走行可能だ。
バレードライブに車を乗り入れると、そこは西部劇の世界。馬と一緒に生活するナバホの人達の姿も見かけることができる。写真を撮りながらのんびりと過ごすと、あっとう間に2~3時間が過ぎてしまうが、その間は開拓時代にタイムスリップしたような至福の時間を楽しもう。高いもので300mもあるビュートに囲まれた赤土の谷は驚くほどの静寂に包まれている。
バレードライブには多くのビューポイントが点在し、それぞれ異なった景観を楽しむことができる。途中、ナバホの人が作った民芸品を売るスタンドもあり、悪夢を捕まえてくれるというドリームキャッチャー等も売られているので立ち寄ってみてはいかがだろうか。
次回は、このモニュメントバレーで、忘れてはならない“あの映画”の名場面で使われた場所をご紹介しよう。
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Nick D (ニックディー)
コロンビア、メキシコなど中南米での十数年の生活を経て、2007年よりロサンゼルス在住。100マイルトレイルラン、アイアンマンレースなどチャレンジを見つけては野山を駈けまわる毎日。
「アウトドアを通して人生を豊かに」をモットーにブログや雑誌への寄稿を通して執筆活動中。