【ロサンゼルス2日】2028年にロサンゼルスで開かれるオリンピックまであと2年あるなか、ロサンゼルスでは豪華マンションのレンタル予約がすでに始まっている。
ロサンゼルス・ラグジュアリー・ヴィラズ&マンション・レンタルズ「LuxJB」のハンク・スタークCEOによると、同社が管理する16物件のうち、2028年は既に4物件が予約済みだという。
しかし、賃貸マンションの需要を急騰させているのはオリンピックだけではなく、広々とした空間や豪華な建物は、プライバシーの確保を求めるセレブリティ、ロックスター、著名なスポーツ選手、王族らも利用しているのだという。
ロサンゼルスを拠点とする高級バケーションレンタル会社によると、ある世界的スポーツブランドがブランドアンバサダー向けに3軒の邸宅を年間通して予約しており、2028年の予約カレンダーは既に埋まりつつあるという。
スターク氏によると、これらの高級住宅は住宅を装ったブティックホテルで、Airbnbとは混同すべきではないと話す。このコンセプトはパンデミック中に生まれ、プライベートな裏庭やプール、スパ、映画鑑賞室などがある豪邸は、ロックダウン中でも家族や友人が同じ家で過ごせる環境を提供して人気を得た。
レッドカーペットシーズンには東海岸から著名なゲストが訪れる。11月から4月にかけては、ビジネス旅行者やスタジオ、インフルエンサーの本拠地としても機能し、ダイニングルームは会議室へと変貌する。これらの著名人は、子供やベビーシッター、スタッフを伴って移動するため、寝室と複数のリビングスペースが必要になるという。
スターク氏の会社が所有するビバリーヒルズ邸宅の一つ「ヴィラ・マンダリン」は人気のバケーションレンタルで、3階建てで7つのベッドルーム、12のバスルーム、3つのキッチンを備える。
スターク氏によれば、9ベッドルーム、プライベートプール、高い生垣に囲まれた裏庭、ハウスキーパー、シェフ、24時間待機ドライバーチームを含むレンタルの費用は、月額20万~40万ドルが相場だという。