ノース・ハリウッド駅の「TAP-to-Exit」プログラム再開へ 犯罪減少に貢献(9/30)

【ロサンゼルス29日】メトロのノース・ハリウッド駅で4月以降、安全面の理由で停止されていた「TAP-to-Exit」プログラムが間もなく再開される。

 「TAP-to-Exit」は、メトロの乗客に駅から出る際、カードのタップを義務付けることで電車とバスでの犯罪減少を目指すプログラム。2024年5月にノース・ハリウッド駅で試験的に導入され、メトロによるとその3ヶ月後、駅構内でのホームレスなどの徘徊が90%減り、12%の犯罪減少につながった。

 このプログラムは今年2月からユニオン駅でも導入されたが、緊急事態が起きた際、改札口からの避難が混雑する可能性があると消防署が判断したために、プログラムは中止されていた。

 メトロによると、「TAP-to-Exit」プログラムが中止された後、犯罪件数はノース・ハリウッド駅で67%、ユニオン駅では116%増え、両駅の運賃収入は3万5,000ドル近く減った。

 メトロは、安全面などで消防署と連携し、この「TAP-to-Exit」プログラムの再開を進めている。

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