【ベンチュラ23日】「風に運ばれる船乗り」として知られるベレラ(velella velella日本名:カツオノカンムリ)が最近、ベンチュラ郡の複数の海岸に数千匹も打ち上げられている。
「嵐などで風向きが変わると、ベレラは海岸に流され大量に海岸に打ち上げられる」と、チャネル諸島港は先週、Facebookページに投稿し、港周辺やキディービーチ、シルバーストランドビーチ、ハリウッドビーチに生息するクラゲのような生物の写真を掲載した。
ベレラは青みがかった紫色で、体長は7.6~10cm。国立公園局(NPS)によると、真のクラゲではなく、クラゲ、イソギンチャク、サンゴ、ヒドロ虫類の仲間だ。
平たい楕円形のこの生物は海面を漂い、春か初夏に海岸に打ち上げられる可能性が最も高いと、カリフォルニア州立大学チャンネル諸島校の環境科学者で教授のショーン・アンダーソン氏はベンチュラ・カウンティ・スター紙に語った。
アンダーソン氏はスター紙に対し、打ち上げられるベレラの数は毎年大きく変動する可能性があると語った。「ベレラは風の流れにのって移動するように進化してきました。それがベレラの生態系分布を広げることに非常に役立っています」と語った。
※画像:Channel Islands Harbor
