【ロサンゼルス22日】検察当局によると、サンバレー在住の男が、同市のFBI支局を爆破すると脅した罪で金曜日に実刑判決を受けた。
マーク・ウィリアム・アンテン容疑者(53)は、6月に州間通信による脅迫の2件の罪で陪審員団から有罪判決を受けた。同容疑者は、ウェズリー・L・スー連邦地方判事から連邦刑務所で15カ月の刑を言い渡された。
司法省によると、アンテン容疑者は2023年7月から12月にかけてFBIに一連の脅迫メールを送信した。これらのメールの中で、同容疑者は最終的にウエストウッドの支局を2度爆破すると脅迫していた。
これらのメールには、「ユナボマー」こと、テロリストのセオドア・ジョン・カジンスキーへの言及が含まれていた。1978年から1995年にかけて、カジンスキーは一連の爆破事件で3人を殺害し、24人以上を負傷させた。カジンスキーは、昨年6月に連邦刑務所で死亡している。
アンテンは2023年11月に自宅前で2人のFBI捜査官から事情聴取を受け、FBIとの接触をやめるよう言われた。そのわずか数週間後、彼は捜査官らに別のメールを送り、「私はユナボマーだ」「ロサンゼルスFBI本部を爆破する」と書いていた。
翌日、カジンスキーは「大量殺人を犯すこともできる。実際、それは君の行動で十分説明できる」と書き、メールの最後に「君はこれで逃げ切れない」などと書いて脅迫をしていた。
カジンスキーは「how to make a dirty bomb」というインターネット検索のスクリーンショットを添付した。
アンテンはその日遅くにロサンゼルスのFBI支局を訪問しており、監視カメラの映像でそれが確認されていた。
※画像:FBI.gov