Wendy’sがUberスタイルの価格設定を導入か AI活用、需要の多い時間帯に割増料金(2/28)

【ロサンゼルス28日】ファストフードチェーンの「Wendy’s」(本社オハイオ州ダブリン)が、「Uber」のような、需要の多い時間帯に割増料金を適用する「サージプライシング」を近い将来に導入する計画があることを発表した。

 「Wendy’s」の広報担当は、「早ければ2025年に、AIを活用したメニュー変更や、天候などの要因に基づく提案型販売など、多くの機能をテストする予定」と述べた。

 戦略の一つにあがる「サージプライシング」では、ラッシュアワーや雨の有無などの要因に基づいて商品やサービスのコストを変動させる。ただ、「Wendy’s」側は、この新しい技術は割引を提供するために使われるもので、需要が高いときに価格をつり上げるために使われるものではないと説明。このテクノロジーによって、時間帯により提供するメニューを変えたり、顧客に割引やお得なオファーをより簡単に提供したりすることが可能になるとしている。

 「Wendy’s」のカーク・タナーCEOは今月上旬の決算説明会で、同社は2025年末までに米国内の全直営レストランにデジタルメニューボードを設置するため2,000万ドルを投資すると語った。「Wendy’s」は、ドライブスルーのスピードと正確さを向上させるためにジェネレーティブAIを使用したドライブスルー「Wendy’s Fresh AI」を数店舗で展開し始めている。

 四角いハンバーガーとフロスティ・デザートで知られる「Wendy’s」は1969年に設立。アメリカ国内で6,030店舗、海外32カ国で1,210店舗を運営している。

https://www.ubereats.com/brand/wendys

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