墓地のプレート窃盗事件でLA当局が2万ドルの報奨金 犯人逮捕へ情報提供求める(2/28)

【ロサンゼルス27日】今年1月上旬、カーソンにある墓地の「Woodlawn Celestial Gardens」が窃盗団に襲われ、数十個のブロンズ製プレートが盗まれ墓石が破壊された事件を受け、ロサンゼルス郡当局は27日、犯人逮捕につながる情報提供者に2万ドルの報奨金を提供すると発表した。

 カーソン管轄のホリー・ミッチェル郡参事は、被害を受けた墓地の歴史について訴え、報奨金を要求する動議を提出。この墓地には数多くの著名人や、南北戦争や米西戦争にさかのぼる多くの退役軍人が葬られていると話し、所有者の見積もりでは損失額が数十万ドルにのぼると訴えた。

 この「Woodlawn Celestial Gardens」が被害にあった同時期に、 近くの「Lincoln Memorial Park」でも墓石や霊廟の壁からブロンズ・マーカーやプレートがはぎ取られる破壊行為が報告された。これらは、1944年にボクサーのジョー・ルイス氏によって寄贈された、第二次世界大戦で戦死したアフリカ系兵士のための記念碑やエイブラハム・リンカーン大統領の大きな銅像などで、強盗の被害額は200万ドル以上と見積もられている。

 ロサンゼルス郡ではここ数ヶ月、貴金属の盗難が多発しており、サンペドロやブルース・ビーチ、さらにはパサデナの市街地でも深刻な被害が出ている。

 これらの事件についての情報提供は、コンプトン市警(電話310-605-6500)またはカーソン市警(電話310-830-1123) まで。

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