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今や日本のお正月の風物詩でもある箱根駅伝。今年の優勝校は青山学院大学で三連覇となった。テレビ視聴率も毎年年間ベスト10に名を残す魅力的なコンテンツとなっている。学生たちの力走する姿はもちろんだが、視野に映る雪化粧の富士山、沿道を埋め尽くす観客の姿、すべてが日本のお正月なのだ。箱根駅伝を嫌いな人を聞いた事がない。
そこで突然こんな事を考えてみた。「近い将来ロボット箱根駅伝ができないものか」それも各国対抗で競い合う。可能性を調べてみました。現時点では人間と同じ形式は難しそうだが、簡略版、区間リレー型なら可能性がありそう。なぜ難しいかというと、連続20km以上の長距離耐久性、登り下りの激しい地形対応、さらにカーブ対応も心配。雨、風、気温変化への環境への対応性も課題だ。ロボットにとってバッテリー交換、転倒リスク、モーター発熱と言う3大鬼門が待ち受けているから。
ではどうすれば成立するのか。1区間を2~3kmに短縮して完走率、転倒回数、消費電力などを加味してはどうか。「ロボット技術の箱根駅伝」として人間が走るのとは違う醍醐味を味わえそうだ。現在ロボット工学は中国が世界でリードしていると言われているが、壊れにくさ、精密制御、長時間の安定性なら日本のロボットに優位性がある。競技場内でのロボット100m直線スプリント競技は現在も開催されているが、もっと面白いものが見たい。
ありました、ロボット箱根駅伝より早く実現できそうなものが。「ロボットトライアスロン!」ロボットにとって水は重力が減り、関節への負担が激減。そうなんです、転倒がなくロボットにとって水は得意分野。まさに「水を得た魚」。人間にとって過酷な水も、ロボットには理想環境に近いと言われている。ただし人間のようにクロール、平泳ぎではなく、スクリュー推進になる。
ロボットトライアスロンのスタート地点は鎌倉大仏前が最適。参道を走り国道134号線に出て、稲村ケ崎から七里ヶ浜を経て江の島まで走り抜けます。ここでタスキを渡し海へ。江の島を一周してゴールの茅ヶ崎海岸に泳いで向かいます。沿道にはサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」が地元の学生たちによって演奏され、盛り上がる事間違いなし。途中にはスラムダンクで一躍有名になった江ノ電鎌倉高校前の踏切も右手に見える。各所の景色は世界的にも話題になること間違いなし。
もう夢ではなく明日にでも実現可能。もちろんビックビジネスのチャンスも。円安のニッポンを元気にするには面白くて楽しいチャレンジをして欲しい。そんなことを理解してくれるロボット政治家の登場を待っている。
■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。
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