ミネソタ州で育った重さ1,247キロのカボチャが世界記録に! ハーフムーンベイの世界カボチャ選手権大会(10/10)

【ハーフムーンベイ10日】ハーフムーンベイで開催された世界カボチャ選手権大会で10日、ミネソタ州アノカのトラビス・ギエンガーさん(43)が育てた重さ2,749ポンド(約1,247キロ)のカボチャが世界記録を打ち出した。

 この大会はカボチャ栽培のスーパーボウルと言われており、今回が50回目。ギエンガーさんは、2023年に最も重いカボチャを育てようと計画し、23番のユニフォームを着ていたバスケットボールの伝説的選手マイケル・ジョーダンと同じ名前をつけて育てたという。父親が趣味でカボチャを育てていたことから自分も始めたというギエンガーさんは、14歳の時に447ポンド(約202キロ)のカボチャを育て上げたのがチャレンジの始まりだという。2020年に同大会に初出場し、昨年は北米最大のカボチャを育てた。

 ギエンガーさんは、4月にアトランティック・ジャイアントの種を植えて、温室は使わず、裏庭でこのカボチャを栽培し始めた。たっぷりの水と肥料を与えながら育て、かぼちゃは最初「バスケットボールのような丸い形」だったが、やがて「このような塊に成長した」と言う。毎晩の低温、ヒョウの嵐、灼熱の暑さなど、多くの困難をくぐり抜けてきた。

 ギエンガーさんは、友人たちとコンパクト・トラック・ローダーの助けを借りて、幅7フィート5、長さ6フィート7の”マイケル・ジョーダン”をトレーラーの荷台に乗せ、7日に家族とともにカリフォルニア州へ出発した。

 ギネス世界記録では現在、最も重いカボチャの記録はイタリアの生産者による2,702ポンド(約1,225キロ)。

 ギエンガーさんは今回の優勝賞金として3万ドルを獲得した。カボチャはハーフ・ムーン・ベイに展示され、2日間にわたり開催される有名な「Art & Pumpkin Festival」の一環として、パレードの山車に乗る予定。その後は、世界最大かつ最重量のジャック・オ・ランタンとしてギネス記録に挑戦するため、ニューヨークで開催されるカービング・コンテストに参加する予定だという。

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