【ロサンゼルス17日】8日に実施されたロサンゼルス市長選挙で、カレン・バス下院議員の勝利が16日午後に発表され、黒人女性として初の第43代ロサンゼルス市長が誕生する。就任は来月12月12日。
バス下院議員の勝利宣言の直後、対抗馬で不動産開発業者のリック・カルーソ氏はバス氏に祝いの電話をかけたといい、バス氏も「カルーソ氏には、私たちが愛するこの町への市民参加を今後も続けてほしい。ロサンゼルスの人々のために尽くす彼の姿勢に、大きな敬意を抱いている」と健闘を称えた。
AP通信が17日午後に発表した開票率80%の得票率は、バス氏が53.7%、カルーソ氏が46.3%。得票数はバス氏が436,807票、カルーソ氏が376,769票となった。
一週間前の9日朝には、カルーソ氏の得票率が51.3%で、バス氏の48.8%を僅差で上回ったが、カルーソ氏がリードする票数は翌10日、12,000票から一気に2,695票まで下がり、11日には予想通りバス氏が優勢に転じた。
バス氏は17日、ミッドウィルシャー地区の「Ebell Theatre」で力強い演説を行い、次期市長としての決意を表明。ホームレス問題や増加する凶悪犯罪への取り組みを誓うとともに、ジョージア州の下院議員を務め2020年に他界した公民権運動家、故ジョン・ルイス氏から受けた影響力にも言及した。
ホームへ戻る