アメリカの景気後退でも 日本の不動産は全面下落しない理由

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アメリカの景気後退でも
日本の不動産は全面下落しない理由

アメリカがリセッション(景気後退)に入ると、「日本の不動産も下がるのでは?」と不安に感じる方は多いと思います。ただ、実際には日本の不動産市場は一律に下落するわけではなく、むしろ“良い物件は強く、そうでない物件は弱くなる”という二極化が進む傾向があります。

まず前提として、現在のように円安が続いている状況では、日本は海外投資家から見て「割安な先進国」として魅力が高い市場です。そのため、アメリカの景気が落ち込んでも、資金が一気に引き上げられるというよりは、引き続き日本に投資資金が流れてくる可能性も十分あります。特に東京など都心部の優良物件は、価格が大きく崩れるというより、横ばいか緩やかに推移するケースが想定されます。

ここで重要になるのが金利です。アメリカがリセッションに入ると、通常は利下げ方向に進みます。一方、日本が急激に利上げをしない限り、低金利環境はある程度維持され、不動産に対する投資意欲も大きくは落ちにくいと考えられます。むしろ、不安定な金融市場の中で「実物資産」として不動産を持ちたいという動きが出ることもあります。
ただし、すべての不動産が安定するわけではありません。ここが一番重要なポイントです。たとえば、東京23区の賃貸住宅や駅近のコンパクトな物件は、住む需要が常にあるため比較的安定します。一方で、ホテルや商業施設のように観光や消費に依存する不動産は、景気の影響を受けやすく、収益が落ちることで価格にも下押し圧力がかかります。また、地方エリアや空室が多い物件も、より厳しい状況になりやすいです。

実務的に見ると、リセッションは「危機」というより「チャンス」でもあります。市場全体が慎重になることで取引は一時的に減りますが、その分、売り手が柔軟になり、条件交渉がしやすくなる場面も増えます。資金力がある投資家にとっては、良い物件を相対的に割安で取得できるタイミングとも言えるでしょう。
まとめると、アメリカのリセッションによって日本の不動産が全面的に崩れる可能性は低く、むしろ「選別の時代」に入るイメージです。これまで以上に、立地・用途・収益の安定性をしっかり見極めることが重要になってきます。

(4/1/2026)


鍵山 学(Manabu Kagiyama)
不動産・ライフサポートのエキスパート
DOTOWN, Inc. 代表

25歳でアメリカ・サンディエゴへ渡り、現在まで26年以上にわたりアメリカでの生活を築いてきた。異国の地での経験を活かし、不動産、開発、ライフサポート事業を展開。現在は DOTOWN, Inc. の代表として、日本とアメリカの架け橋となるビジネスを手がけている。

DOTOWN(DOTOWN, INC. DRE#022113) は、日本で不動産開発や管理、介護・高齢者サービスなど幅広い事業を展開しており、「人々が安心して暮らせるコミュニティづくり」を理念に掲げる。鍵山はその経験をもとに、アメリカ在住の日本人がスムーズに日本へ帰国し、新たな生活をスタートできるよう支援するプロジェクト を進めている。 www.dotown.co.jp
■問合せ: m.kagiyama@dotown.co.jp t.saito@dotown.co.jp

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