【ロサンゼルス14日】アメリカ旅行で日本人が戸惑いやすいのが「チップ」だ。最近はレストランだけでなく、カフェやテイクアウトなどでも、会計時のタブレットに「20%」「22%」「25%」といったチップの選択肢が表示されるケースが増えている。
しかし、アメリカ人も表示された金額を必ず選んでいるわけではないようだ。
W杯で浮き彫りになったアメリカの複雑なチップ文化 「15~20%」はなぜ必要? 海外からの旅行者を悩ませるアメリカの会計事情
FOXニュースが紹介したPopmenuの調査では、78%が現在のチップ慣行について「行き過ぎている」と回答。74%は、デジタル決済画面で以前より高いチップ率が提示されるようになったと感じているという。さらに、提示された選択肢を選ばず、36%が「Custom(任意の金額)」を選んでいる。
「20%・22%・25%」から選ばなくてもいい
旅行者が知っておきたいのは、決済画面に表示されたチップ率は、必ず支払わなければならない金額ではないということ。
例えば、カウンターでコーヒーを注文し、自分で商品を受け取るだけの店でもチップ画面が表示されることがある。こうした場面について、記事ではアメリカの飲食店経営者も「コーヒーを注文して手渡されただけなのにチップを求められるのは煩わしい」と指摘している。
このような場合、チップを払わない「No Tip」や、自分で金額を入力する「Custom」を選択することもできる。
一方、レストランでは「20%」が一般的
すべての場面でチップを省いていいというわけではない。
アメリカのフルサービスのレストランでは、スタッフが席まで料理を運び、注文を取るなどのサービスを受けた場合、チップを払うのが一般的だ。記事では、レストラン経営者が約20%を良いチップの目安として挙げている。サービスが特に良かった場合には、さらに上乗せする人もいるという。
つまり、旅行者としては「チップを求められたら払う」のではなく、「どんなサービスを受けたのか」で判断するのがポイントになる。
アメリカ人も「自分で金額を決める」
今回の調査では、42%が「状況によってはチップを払わないことに抵抗がなくなってきた」と回答。一方で、従来のレストランサービスについては、良いサービスに対してチップで感謝を示すという考え方が根強い。
日本人旅行者にとっても、「画面に出てきた20%を押さなければ失礼」というわけではないと覚えておくと安心だ。
旅行中はこの3つを覚えておけばOK
① フルサービスのレストラン → 約20%を目安に
ウェイター・ウェイトレスから接客を受けるレストランでは、チップを用意する。
② カフェやカウンター注文 → 自分で判断
チップ画面が出ても、必ず支払う必要があるわけではない。「No Tip」や「Custom」を選ぶこともできる。
③ 会計前に「Service Charge」を確認
すでにサービス料が含まれている場合は、追加でチップを払う必要があるか確認しよう。
アメリカでは現在、チップを求められる場面が増える一方で、「どんなサービスに、いくら払うのか」を自分で判断する人も増えている。
日本とは大きく異なるチップ文化。旅行中にタブレットを渡されて「20%、22%、25%……どれを押せばいい?」と焦る必要はない。アメリカ人も画面の選択肢をそのまま受け入れているわけではなく、サービス内容に応じて金額を決めている――これを知っておくだけでも、アメリカ旅行の会計はかなり楽になる。
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