【ロサンゼルス18日】南カリフォルニアのトパンガ・ビーチ沖で月曜日の朝、遊泳中の男性のすぐ近くをホホジロザメの幼魚が泳ぐ様子が撮影された。海洋写真家がドローンで撮影した映像には、サメが男性の周囲をゆっくりと旋回する姿が映っている。
映像では、男性も近くにサメがいることに気付いている様子。サメはしばらく男性の周囲を泳いだ後、興味を失ったようにその場を離れていった。
なぜ今年はサメが多い? 南カリフォルニアでサメ目撃相次ぐ! サンタバーバラでは珍しいシュモクザメも 海水浴やサーフィンは注意
今回確認されたのは、ホホジロザメの幼魚。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校(CSULB)のShark Labによると、ホホジロザメの幼魚は一般的に人間に対して攻撃的ではないとされている。
海中で人間の近くを泳ぐ場合も、多くは人間に興味を示しているか、単にその場を通過しているだけだという。
専門家によると、サメが落ち着いて泳いでいる場合は、一定の方向にゆっくりと進むなど、比較的穏やかな動きを見せるという。
サメを見つけたら「慌てず、目を離さない」
では、実際に海でサメを見つけた場合はどうすればいいのか。
Shark Labは、まず落ち着くことが重要だと呼びかけている。
そして、サメの存在に気付いていることを伝えるため、常にサメの方向を向き、目を離さないことが推奨されている。
サーフボードに乗っている場合は、ボードの先端をサメの方向に向ける。サメを目で追い続けることで、人間が自分の存在を認識していることをサメに知らせることができるという。
多くの場合、サメはそのまま泳ぎ去るとされている。
サメがその場を離れたら、その後は岸へ戻り、ライフガードや周囲の遊泳者に遭遇したことを知らせることが大切だ。
南カリフォルニアでサメの目撃増加
この夏、南カリフォルニアの海岸ではサメの目撃情報が増えている。
現在のエルニーニョ現象による太平洋の海水温上昇が、その一因となっているという。
8月13日には、ロサンゼルス郡の釣り人がマリブ・ピア付近で珍しいシュモクザメ(ハンマーヘッドシャーク)を撮影。今回のホホジロザメを含め、南カリフォルニア沿岸ではさまざまな種類のサメが確認されている。
さらに、海水温の上昇に伴い、エイとの遭遇も増加している。
ライフガードのデータによると、南カリフォルニアのビーチでは、エイの尾にあるギザギザした毒棘による負傷者が昨年と比べて2倍に増えているという。
夏の海水浴、サメを見つけてもパニックにならないことが大切
今回の映像は、遊泳者のすぐそばをホホジロザメが泳ぐという驚きの瞬間を捉えたものだ。
ただし、専門家は、サメを見かけたからといって、慌てて水中で暴れたり、背を向けて逃げたりしないことが重要としている。
南カリフォルニアで海水浴やサーフィンを楽しむ際には、事前にライフガードからの注意情報を確認し、海に入った後も周囲の状況に注意を払いたい。
美しい南カリフォルニアの海を安全に楽しむためにも、「サメを見つけたら、落ち着く・向き合う・目を離さない・離れたら岸へ戻って知らせる」。この基本を覚えておくと安心だ。
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