今月南カリフォルニアで1,618人の移民を拘束 国土安全保障省発表(6/26)

【ロサンゼルス25日】 ICE(移民関税執行局)の取り締まりに反対する抗議デモがロサンゼルス・ダウンタウンなどで始まった66日から22日までに、移民取締チームはロサンゼルスと南カリフォルニアの周辺地域で、強制送還のために1,618人の移民を逮捕したことが、国土安全保障省の発表で明らかになった。

  国土安全保障省は、逮捕された人のうち何人に犯罪歴があるのか、またその内訳についての情報提供の要請には応じなかった。

 

 南カリフォルニア各地で移民が拘束されるなか、デモ隊が連邦政府の行動に抗議し、移民局員と対峙することもあった。国土安全保障省のスポークスマンによると、66日から22日までに、787人が暴行、妨害、不法集会で逮捕された。

 ホワイトハウスが611日に発表したロサンゼルスの作戦に関する数字によると、それまでに逮捕された人のなかで前科があったのは約3分の1にとどまり、逮捕者の大半は一度も罪に問われたこともなければ、有罪判決を受けたこともなかった。

 研究機関「Cato Institute」が入手した連邦会計年度開始の101日か615日までの非公開データによると、全米で前科のない逮捕者の数は急増しており、その多くは非暴力犯罪者。最も多い犯罪は入国管理と交通違反だった。同研究機関によれば、重大な暴力犯罪者は拘留中の犯罪者のわずか7%に過ぎない。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。