再び落書きの被害、LAダウンタウンにあるコービーとジジの壁画 先月修復されたばかり(6/4)

【ロサンゼルス3日】2020年のヘリコプター墜落事故で亡くなったコービー・ブライアントさんと娘のジアナさんを追悼し描かれたロサンゼルス・ダウンタウンの壁画が、再び何者かにより落書きされた。落書きの被害にあい、5月に修復されたばかりだった。

 壁画があるのはロサンゼルスのメイン・ストリート1361番地で、アーティストのSloe_motionsが、2020年1月26日にコービーさんとジジさん、そして7人がヘリコプターの墜落事故で亡くなった直後にこの壁画を制作した。

 Sloe_motionsは、4月に壁画が落書きされた後、オンラインで募金活動を開始。それがレイカーズのスター選手、ルカ・ドンチッチ選手の目に留まり、壁画修復のために5000ドルが寄付された。

 Sloe_motionsは、ヘリコプター墜落事故の直後にこの壁画を描き、その後さらに何十枚も描いているが、この最初に描いた壁画は、完成の2年後にコービーさんの未亡人ヴァネッサ・ブライアントさんに会う機会を与えてくれた、と思い入れの深さを語る。  

 ヴァネッサ・ブライアントさんはスーパーボウルLVIのコマーシャルで、この壁画の前に車を停め、「天使の街。象徴的なチーム、象徴的な瞬間、象徴的なアイコンが歴史の物語にその名を刻む場所。多くの努力と少しの想像力があれば、不可能なことは何もない」と語った。  

 Sloe_motionsは、「コービーさんは若者たちに光と洞察とインスピレーションをもたらしてきた。ロサンゼルスの人々やヴァネッサさんにこのような無礼な行為を見せたくない」と肩を落としている。

修復された直後の@sloe_motionsさんのインスタグラム投稿

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