リバーサイド市、火災が発生しやすい地域の家屋周辺に100フィートの防火スペースの確保を義務化(4/14)

【リバーサイド郡11日】リバーサイド市の市議会は11日、火災の危険性が高い地域を対象に、建物の周囲100フィートに草木などの生えていない防火スペースを確保することを義務付ける条例を可決した。耐火性の高い造園設計や敷地境界線を越えた防火対策の実施も要求した。

 同市議会の条例可決は、州が発表した新しい火災危険度ゾーン・マップに同市のハワーデン地区の一部が高危険度エリアとして分類されたことを受けたもの。昨年7月には、このハワーデン地区で起きた山火事で住宅13棟が焼失。十代の若者が草むらで花火をしたことが火事の原因だった。

 カルフォルニア州消防局の新しい火災危険度ゾーン・マップでは、ハワーデンのような非常に危険度の高いゾーンに住む住民に対し、住宅と隣接するデッキの周囲に100フィートの防火スペースを確保するよう求めている。

 防火スペースとは、火災による建物や敷地の焼失を防ぐための緩衝地帯で、炎が家屋に広がるのを食い止めると同時に、消防士が消火活動をしやすくする目的がある。

 新しい火災危険度ゾーン・マップができる前は、消防士は通常、敷地の周囲に最低30フィートの防火スペースを設けることを推奨していた。 

 住民は、燃えやすい草や枯れた植物など、家を囲む植物を取り除くことで、緩衝地帯を作ることができる。消防局は、防火スペースを作るためのステップ・バイ・ステップのガイドを公開している:defensible spaces.

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