ロサンゼルスが来年、ゴミ収集料金の値上げを計画 一戸建ては55.94ドルへ(4/14)

【ロサンゼルス11日】10億ドル近い予算不足の中、ロサンゼルス市は来年、17年ぶりにゴミ収集料金の値上げに踏み切る見通しだ。

 ロサンゼルス市議会は11日、2026年1月1日に施行される料金値上げのプロセスを開始する計画を承認した。この計画は、約743,000世帯と、さらに粗大ごみ回収サービスを受けている474,000世帯に影響を与えることになる。市当局は今後、値上げの実施に向けた条例の採択が必要になる。

 衛生局は、一戸建てと二世帯住宅の月額料金を36.32ドルから55.94ドルへ、54%の値上げを要求した。3~4戸のアパートの場合、月24.33ドルから55.94ドルへと130%の値上げとなる。

 料金調整が進めば、水道電力局からの隔月請求額は111.90ドルに跳ね上がる可能性がある。水道電力局は請求サービスのみを提供し、衛生局がゴミ収集と下水サービスの料金を設定している。

 この料金調整により、今後4会計年度でさらに18%の値上げが追加され、一戸建て、二世帯住宅、小規模アパートの場合、2029-30会計年度には月額65.93ドルに達する。

 衛生局によると、ゴミ収集プログラムは一般会計からの補助金を必要とする赤字運営に陥っている。インフレ、職員の給与、車両や機器のメンテナンス、諸経費などの支出の増加により料金調整が必要となった。

 新料金の導入により、バーバンク、カルバーシティ、ロングビーチ、サンタモニカなどの近隣都市と同水準となる。

 

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