
.
広告
井村紀子 Noriko Imura
キャラ弁アーティスト
.
.

日々の昼食や、遠足や花見といった行楽で食べ継がれてきた日本の食文化「お弁当」。読者の皆さんの中にも子供の頃に、お弁当のふたを開けたらタコさんウインナーが登場してウキウキしたなどの思い出があるかもしれない。そして昨今の日本のお弁当は、タコさんウインナーからキャラクターアートをほどこす「キャラ弁」といわれるまでに進化。さらにキャラ弁は今、アメリカでアニメブームの人気沸騰にともない「Kyaraben」としてその存在を広めつつある。
キャラ弁アーティスト・クッキングコーディネーターとしてロサンゼルス全域でワークショップやイベントを開催する井村紀子さん。秋にオンタリオで開催される「animeexpo chibi」などフェスティバルのステージ上で、かわいいおにぎりを作るデモンストレーションを行い来場者から好評を博している。
「キャラ弁作りは、作る時のワクワク感やできあがった時の達成感が大きな魅力。単に弁当箱に食材を詰め込むだけでなく、作る側もお弁当作りが楽しみになり、お弁当を食べる子供も大人もすべての人が笑顔になれる、そんなパワーがあると思います」。ベーカリーカフェを運営するOkayama Koboとのコラボでリトル東京でEmoji-Pan Workshopを開いたり、ガールスカウトへのキャラ弁ワークショップ、現地の小学校へ出向いてCute BentoClassや和食の食育を行うなど活動は多岐にわたる。
子供の頃から料理が好きだったか?というとそうではなかったようだ。「子供の頃の夢は漫画家、デザイナー、歌手、女優・・・料理とは程遠いことに憧れていましたね(笑)。中学の時には漫画研究会を作り、歌が好きなので高校時代は仲間とバンドを組んでヤマハのポプコンに出場するぞ!と意気込んでいたことも」。興味のあることに貪欲に取り組み、チャレンジ精神も強かった井村さんが短期留学で向かった先がアメリカ。3ヶ月で日本に帰るつもりが、自分に何ができるか…様々なことに挑戦しているうちにLAの地に根を下ろした。結婚後、ひょんなことで声がかかり出場したミセスコンで「MRS.JAPAN」になり、ハワイでの決勝大会にも出場した。

その後、日系のテレビ局で和食の料理番組を手がけ、キャラ弁作りを始めた頃、左胸に乳がんが発覚。全摘手術と再建手術をしたが、5年後の一昨年に乳がんが再発。二度目の摘出手術を受けた。以来、乳がん啓発活動を行う団体のセミナーに登壇するほか、関連イベントではピンクリボンをテーマにしたキャラ弁の制作にも力を注ぐ。
キャラ弁を通じて、人々に愛・夢・希望を持つこと、作る喜びを届けたいと話す。「病気をしたからこそ思うんです。落ち込むより楽しいことを見つける。ストレスを溜めない。それが一番です。新鮮で栄養価の高い食材をたくさん使って、楽しいキャラ弁を作る。それが自分にとって幸せな時間になっています」。


(7/17/2024)
.
.
.
.
ランキング
よく読まれています
- 南カリフォルニアで記録的な高潮 約100年の観測史上最高を更新、住宅や店舗が浸水(10/27)
- 共和党が中間選挙で勝ったら、日本人のビザはどうなる? E-2・H-1B・L-1・F-1・グリーンカードから見る影響(11/2)
- 投資でグリーンカード取得、申請費が大幅値上げへ EB-5で11月30日から新料金(10/30)
- ホーソンで女性死亡、子どもが重体 LA郡保安局が捜査(10/30)
- 大谷選手、愛犬デコピンの“お風呂ショット”公開 オフの癒やしの一幕が話題に!(10/30)
ピックアップ
- 林 賢冬・インタビュー|なぜJリーガーは アメリカへ渡...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】My area at WALL 17
- 独占インタビュー|タイヤをネットで買う時代を作った男...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】私を求める人々に応えるべ...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】ネバダと日本との架け橋に...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】ラスベガスに強い可能性 ...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】来年は世界大会の表彰台に...
- 革新者の軌跡 名将・ボビー・バレンタインが 語る「日本...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】今ここに目を向けるのが私...
- 【ロサンゼルスで暮らす人々】「叶えた夢は宝物」裸一貫...
- ロサンゼルスで暮らす人々一覧はこちら >





















