神津トスト明美 監督「人の心に寄り添うような、愛あふれる映画を作ります」

神津トスト明美 監督 インタビュー

「人の心に寄り添うような、愛あふれる映画を作ります」

数年前より、TV放映、アマゾンプライムなどによる配信を始め、 全世界で配給されている短編映画『ボクがにんげんだったとき』。監督・脚本を手掛けたのは、ロサンゼルス在住の神津トスト明美さんだ。現在、同映画の劇場版製作準備に奔走する神津さんに、製作のきっかけや作品に込められた思いを伺った。

 

 

 プロフィール
神津トスト明美さん  AKTピクチャーズCEO
東京都出身。UCLA映画学科専科卒業。大学卒業後、日米欧のTV、映画、CMプロダクションに携わり、有名監督の作品製作に参加。現在、短編映画『ボクがにんげんだったとき(When I Was A Human)』が、アカデミー賞公認配給会社Shorts International より、アマゾン・プライム、iTunesなどを通じて全世界配信中。2019年には短編映画『Wish Away』が全米でテレビ放映されている。

 

映画は人にパワーを 与える  

12歳の時に、映画『スターウォーズ』を見て衝撃を受け、ハリウッドで映画を作りたいという夢を抱くようになりました。高校留学で渡米し、大学卒業後は、日欧米のテレビ、映画、CM製作に携わり、憧れのスピルバーグ監督やタランティーノ監督の作品製作に参加する機会もありました。  2001年に在籍していた、UCLA映画学科専科のプロジェクトとして製作したのが短編映画『ボクがにんげんだったとき』です。当時私は、インディという保護犬を飼っていたのですが、ある日、家に帰ると玄関の壁に大きな穴が!それは、インディが引っ掻いて開けたもので、寂しさでストレスが溜まっていたインディの精一杯の表現でした。それを見て、私は自分がかぎっ子で、寂しく不安な思いをしていた子ども時代を思い出したんです。涙が出ました。インディが人間だったらどんなことを言うんだろう…。そんなことを考えるうちに、この経験を基に映画を作ろうと思い立ちました。「短編では絶対収まらない内容だ」とUCLAの教授たちに言われたものの、ゴリ押しでOKを獲得!(笑)。その結果、私の作品は、上位5作品に選ばれ、アカデミー本部ビルの劇場で上映された上、なんと最優秀賞を受賞!上映会の日は折しも「アメリカ同時多発テロ事件」があった週で、多くの人たちが悲しみに沈んでいた矢先でした。でも、上映後に「元気付けられた!」「もっとこういう映画が必要だ」という感想をたくさんの方から頂き、私が映画で表現したいのはこういうことなんだと、改めて思うようになりました。

コロナ禍窮地を チャンスに変える!  

長編版の製作は、いつも胸中にありました。でも、07年にインディが急逝した時、意気消沈し、ついに映画の製作活動も完全休業に。そして2年前に愛する父が日本で亡くなりました。芸術家だった父はずっと私を応援してくれて、互いに分かり合える仲でした。でも、そんな父を亡くしてから、ふと自分の本当の気持ちに気付いたんです。夢をあきらめたら絶対に後悔する―。また、19年に全米で開催された「Bow Wow Film Festival」という犬をテーマにした短編作品の映画祭に公認作品とし招聘され大きな反響を頂いたことも私の背中を押してくれました。  その後まもなく製作資金調達の準備をスタートしましたが、なんと新型コロナウイルスが発生!でも私はこの試練をチャンスにすると決意し、以前から、製作資金調達の一環として注目していた「投資型クラウドファンディング」について、調べることにしました。これは、起業家たちが愛用している資金調達方法で、私が選んだ「Wefunder」は、米国最大手のプラットフォームとして知られ、資金の運用や管理などが明確な上、条件にもよりますが、興行が成功すれば、投資家はリターンを受け取れる仕組みです。今回の目標金額は5万ドル。映画の商業価値を左右するキャスティング費用として使用し、著名俳優の起用発表後に引き続き行われる、資金調達第2ラウンドの基盤とします。  人の心に残る作品は、愛や人生など、普遍的なテーマを扱っていることが多いですよね。『ボクがにんげんだったとき』は、魔法によって突然人間になった保護犬インディを中心にした物語で、愛すること、愛されること、そして“自分探し”をテーマにしています。自分自身を好きになれず、愛されなくなることを恐れるがゆえに自分を偽り、辛い思いをしている人って意外と多いのではないでしょうか。ありのままのあなたを愛してくれる人は意外と近くにいるはずです。劇場版にも、そんなテーマをあますことなく描いていきたいと思っています。ぜひ、キャンペーンへのご参加と応援をよろしくお願い申し上げます。

 

特典いろいろ 『ボクがにんげんだったとき』
劇場版資金クラウドファンディング実施中!

100ドルから投資が可能。投資された方には「チームAKT」のメンバー特典として、映画製作ニュースの常時配信および現場スタッフとのライブチャットの機会、また投資金額に応じて、劇場用作品のエンドロールに支援者あるいはアソシエイト・プロデューサーとして名前を掲載、世界的映画データベースIMDbに名前を登録、撮影現場への招待や出演タレントとの昼食会、プレミアチケット配付、レッドカーペット&アフターパーティーへの招待など、さまざまな特典をご用意しています。ご興味のある方は、以下のウェブサイトをご覧ください。

『ボクがにんげんだったとき(When I Was A Human: The Movie)』
クラウドファンディングサイト↓

https://wefunder.com/akt.pictures

▶︎映画公式サイト:http://www.aktpictures.com
▶︎問い合わせ先:info@aktpictures.com

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