VOL.32 その話は必要か?
ある休日の昼下がり、我が家は友人家族を招き、自宅のバルコニーでBBQを楽しんでいた。
美味しいお肉が焼けそうなタイミングで、斜向かいの家のバルコニーからアメリカ人女性が声をかけてきた。
👩「Hey hey カンオープナーを持っていない?」
私「Yes I do. 」
👩「家にあると思っていたら無かったの。今日どうしても必要なの」
カンオープナー・・・すなわち缶詰を開ける道具である。
旦那「キッチンから取ってきます!少し待っててください」
👩「嬉しい!ありがとう!今日は私の息子が初めて私に料理を振る舞ってくれるの。トマトソースを使うらしいの。それでカンオープナーが必要なのよ。」
私「amazing」
旦那「どうぞ」
日本の100均一で購入した缶切りを差し出した。
👩「No No これじゃなくてカンオープナーよ。カンオープナーが必要なの。なぜなら、私の息子が初めて私に料理を振る舞ってくれるの。トマトソースを使う料理よ。それでカンオープナーが必要なのよ。」
旦那「これは違いますか?」
👩「カンオープナーが必要よ。なぜならトマトソースの缶詰を開けないといけないから。息子が私に料理を振る舞ってくれるの」
トマト缶を開けるならこれで良いではなかろうか。
旦那は我が家のカンオープナーで缶を開ける様子を実演してみた。
どうも、アメリカのカンオープナーはこんな形が主流のよう。
👩「Oh!! これで開いたわ!良かった!これで息子が料理できるわ。今日は息子が私に初めて料理を振る舞ってくれるの!」
旦那「Have fun!! 」
数時間後・・・。
👩「Hey ! 息子が私にトマトソースのパスタを作ってくれたの!おいしかった!初めて私に料理をしてくれたの。カンオープナーを貸してくれてありがとう」
お役に立てて良かった。
筆者:
きえぽわ
昭和の女
大阪生まれ 大阪育ち
学校も会社も大阪
人生初のアルバイトは巫女さん
2019年秋渡米(大阪⇒一家でロサンゼルスへ)
家族構成: 夫、子供2人(2歳と5歳と0歳)
趣味:タヒチアンダンス、日記(10歳から毎日)、数独
アメーバブログ: https://ameblo.jp/kiepowa