オ郡、2020年と2022年の山火事を引き起こしたとしてSouthern California Edison社を提訴(10/5)

【オレンジ郡4日】オレンジ郡当局はこのほど、2020年と2022年に起きた山火事に関与したとして、電力会社「Southern California Edison」を相手取る2件の訴訟を起こした。

 ロサンゼルスとサンディエゴの間に300万人以上の人口を抱えるオレンジ郡は、合計で数千エーカーを焼失させ、数万人の避難を促した2件の山火事の原因が、配電線を支える電柱の電気系統の故障が原因だったと説明。「Southern California Edison社」が山火事の危険性が高い地域で安全な方法で設備を維持しなかったために事故が発生したと主張した。

 オレンジ郡当局は別の訴訟で、2020年10月に1万2,000エーカー(4,850ヘクタール)以上を焼き尽くしたシルバラード山火事は、電気通信用のワイヤーが導線と接触したことで発火した可能性があると述べた。郡はまた、数万人の避難を促し、学校閉鎖の原因となったシルバラード山火事をめぐる訴訟で、 T-Mobileの名前も挙げている。

 カリフォルニア州では特に風の強い天候時、電力会社の電気設備が山火事の発火に繰り返し関係している。公益事業委員会はこれまでにも、2021年、2017年、2018年に起きた計5件の山火事に関与した「Southern California Edison社」に対し、5億ドル以上の罰金と罰則を課す和解案を承認した。 

 

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