LA郡が元里子の若者に月1,000ドルの援助プログラム実施 7月3日まで受付(6/21)

【ロサンゼルス19日】ロサンゼルス郡が実施する里親支援プログラム「Breathe」が支援対象者を拡大し、元里子だった同郡在住の若者200人を対象に2年間にわたりひと月1,000ドルを支給する。これは試験的に実施されるプログラムで、応募受付は20日から7月3日まで。

 プログラムの対象者は、ロサンゼルス郡の里親制度「Department of Children and Family Services」の下で育った21歳から23歳の若者で、非営利団体「Strength-Based Community Change」とペンシルバニア大学の所得保証研究センターとの協力で実施される。「Breathe」の資金源は、連邦政府の新型コロナ救済資金。プログラムの支援対象者は、「Center for Guaranteed Income Research」が実施する研究への参加が求められる。

 カリフォルニア州では毎年、約4,000人の里子が成人してフォスターケアから巣立ち、住宅の提供や各種支援の対象から外されており、一般的な家庭で育った若者に比べ、成人後にホームレスになったり失業したり、犯罪を犯す割合が高いという。州内でも特に里子が多いロサンゼルス郡ではその傾向が顕著で、2017年1月の統計では、16歳から21歳までの里子の若者のほぼ3分の1が低所得の若者向けの援助プログラムに登録されていた。

 同プログラムの詳細はウェブサイトで、https://ceo.lacounty.gov/pai/breathe/

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