石原夜叉坊: 誰に勝った負けたじゃない リングの上で、どれだけ命かけて楽しめるか

s.

.

石原夜叉坊
Teruto “Yashabou” Ishihara

総合格闘家

.


.

鹿児島県徳之島出身、総合格闘家、石原夜叉坊。サクラメントを本拠地とする『チーム・アルファメール』に所属。
インスタグラム Teruto”YASHABOU”Ishihara

3月18日(土)にロングビーチでのビッグマッチ「Urijah Faber’s A1 COMBAT」を迎える石原夜叉坊さん。「今回の大会は、僕らのチームにとっても、チャンピオンベルトを取り戻すための大一番。試合を観ていただく皆さんにも、納得のいく試合になるように頑張ります!」。現在は、サクラメントを拠点に、世界的総合格闘家ユライア・フェイバー主宰の『チーム・アルファメール』に所属し、全米各地のリングで戦うなどグローバルな活動を展開する。

 生まれは、鹿児島県徳之島。リングネームの「夜叉坊(やしゃぼう)」は、徳之島の言葉で暴れん坊や、やんちゃ坊主のこと。「喧嘩が好きだったわけじゃないんですよ、って言ったら嘘になるかな(笑)。でも、めちゃくちゃ元気がありました。『自分で何かを起こしたい』っていうエネルギーが体の中に溢れていましたね」。小・中学は野球少年、高校は野球の名門である鹿児島県の樟南高校に推薦で進学し、野球部でピッチャーをしていた。「やんちゃし過ぎて大阪の学校に強制転校。時間も有り余ってバイトしたり、大阪の街をぶらぶらとしたり。そんなある日、地元の先輩がレフリーをやっていた地下格闘技を観に行ったんです。喧嘩自慢が出てきて2分間殴り合う地下格闘技はルール無し、髪の毛をつかんでもいいし、頭突きもオッケー。寝技になったらレフリーが10秒数えたのちに、もう一度立ち上って殴り合いを再開するっていう格闘技。その日、出場予定だったファイターが出られなくて、僕が急きょ飛び入りでリングに上がることに。マウスピースの代わりにティッシュを口に突っ込んで試合に出て、KO勝ちした。それが僕のデビュー戦でした」

 17歳で地下格闘技に出会ったことが、格闘家への道を開いた運命のドアとなった。高校卒業後は、山本〝KID〟徳郁主宰のプロ格闘技団体KRAZY BEEや地元大阪の修斗GYMS直心会に所属。2011年にプロ総合格闘家デビュー。2016年からは世界最高峰UFCを舞台に戦いを繰り広げている。

「僕、7月23日が誕生日でね、昨年は誕生日が試合でした。それもノースキャロライナで。誕生日に、それもまったく知らない土地で、さらに階級無しの試合。覚悟を決めて命をかけて、かつ楽しめた試合。KO勝ちできたのもよかったし、最高の誕生日を迎えることができた。格闘技って、誰に勝った負けたとかではなく、自分自身がどれだけ命をかけられて、納得いく試合ができて、楽しめるかということ。100%メンタル勝負なんです」

 そんな夜叉坊の命をかけた一戦が3月18日(土)に迫っている。「意気込み?いつもどおり、かましに行くだけ。アメリカだからとか関係なく、日本式の盛り上げ方で会場を日本一色に染めてやろうと思ってます。すごい元気をもらえる試合になること間違いなし。ぜひ観に来てください!」

日時/3月18日(土)5PM~10:00PM(PDT)
会場/Infinite Reality Studios
20434 S Sante Fe Ave Long Beach,
CA 90810

詳細はこちら>>

(3/7/2023)

.

.

.

.

.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。