乳児含む6人が射殺される 麻薬組織による犯行か(1/17)

【トゥラレ郡16日】カリフォルニア州中部トゥラレ郡の農村で16日午前3時半頃、生後6カ月の乳児と10代の母親、老女を含む6人が射殺される事件が起きた。地元シェリフ局は、麻薬組織による犯行とみて容疑者を探している。

 シェリフ局は、先週この事件現場の近くで銃、マリファナ、メタンフェタミンが押収され1人が逮捕された捜索に今回の事件が関連しているとみており、容疑者2人を捜索中。「暴力のレベルからして、よくある下っ端ギャングメンバーによる犯行ではない」と説明した。

 殺害された6人の名前や年齢などは明らかにされていないが、同じ家族のメンバーが含まれているようだ。性別は男女それぞれ3人で、乳児とその母親、老女らは頭を撃たれていた。

 事件では、敷地内のトレーラーに隠れて生き延びた女性2人がおり、容疑者の男2人が敷地内に近づいてくるのを防犯カメラで見て避難したといい、事情聴取が行われている。

 トゥラレ郡は人口50万人ほどの小さな農業地帯で、住民の多くがラテン系。ハイウェイ99号線が通り、1970年代以降は特にメキシコから米国内の市場へ麻薬を運ぶための重要な通過地点とされてきた。ここ数十年はメスの生産と合法・非合法のマリファナ栽培の拠点。メキシコの麻薬戦争で最も暴力的と恐れられる悪人の複数がここトゥラレ郡の出身で、残忍な麻薬組織「セタス」の元リーダー、ホセ・マリア・ギザール・バレンシアもその一人。

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