プロ野球ドラフト1位は凄くて大変!

今年のプロ野球ドラフト会議の結果が出ました。事前に1位公表指名をしていた9球団のうち8球団が単独指名となる異例の会議となった。

ジャイアンツは高知商の高校通算68本塁打を誇るスラッガー浅野翔吾外野手を阪神との競合の末、くじ運の弱いと言われている原監督が見事当たりくじを引き獲得した!身長171センチと小柄ながら、夏の甲子園大会では大会史上初の1大会3本塁打を放つ勝負強さを見せた。浅野選手は「体の小ささを言い訳にしたくない」と、頼もしい限りだ。

 

 

他球団の1位指名を見ても、DNAは大阪桐蔭・松岡汐音捕手、ソフトバンクはナイジェリア出身の両親を持つイヒネ・イツア内野手、日本ハムの日体大・矢沢宏太投手は外野手の二刀流と話題に事欠かない。各球団1位指名選手の記者会見は皆希望に満ちた表情で夢を語ってくれた。ファンも来シーズンが待ち遠しくなる。活躍を願うばかりだ。

今季のドラフト会議、各球団指名選手は平均6名。育成選手は12球団全体で過去最高の57名となった。そんな中で1位指名選手は特別な存在となる。もちろん最高の栄誉だ。

楽天田中投手、ヤクルトスワローズ村上選手、ジャイアンツ坂本選手や岡本選手のように期待通りの活躍が出来れば良いのだが、残念ながら4、5年でユニホームを脱ぐ選手も決して少なくない。しかし彼らが野球界を離れ改めて社会に出た時こそ実は「ドラフト1」の見せ所ではないか。何と言っても彼等は人生の悔しさを誰よりも知っているからだ。誰だって負けも悔しさも体験したくないはず。まして他人に知られたくなんかないはず。

それがどうだ、ドラフト1位男の動向はスポーツ新聞、ネット記事にいつも載っている。「あの選手、今年活躍しないとクビかも。」なんて勝手に書かれたりする。これって凄いことだ。野球選手の奥さんはたまったもんじゃない。そんな記事見つけたら旦那に隠すに決まっている。他人からみたら「プロ野球ドラフト1位の妻」と勝ち組と思われるが、そんなのはひと握り。そうなんです、ドラ1選手は覚悟があるんです!社会人になってなってもそのドラ1プライドで荒波をカッコ良く乗り越えて行くに決まっています。

そんな先々の心配より、先ずは来シーズン大暴れを願っていますよ。オット忘れてました。ドラ2にすごい選手いました。ジャイアンツ2位指名の慶応義塾大学萩尾外野手にも注目だ。今季春5本本塁打、17打点で2冠、秋4本で3冠王を視野に入れている。

ドラ1男を心配するのもいいけど、やっぱり選手の活躍夢見よっと。早く春来ないかな!

 

■テリー伊藤
演出家。1949年、東京都出身。数々のヒット番組やCMなどを手掛け、現在はテレビやラジオの出演、執筆業などマルチに活躍中。

 

 

 

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