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フィジカルセラピー「内臓は、体の動きに重要!?」
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Restore and Integrate Physical Therapy (R&I PT)
小児から老人、整形外科、神経性、術後、慢性や急性の痛み、自律神経失調(不眠症、消化不良、生理痛・不順、ホルモンの問題)、アスリート(スポーツ障害・外傷、怪我の予防、パフォーマンスの向上)やボーカリストの発声の向上に向けた治療まで行なっている。
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■質問にお答え頂いた方 藤井義信 PT, DPT, OCS, CFMT, FFMT, FAAOMPT
筋肉や関節の可動性や伸張性が体の機能に重要なのは一般的に知られていますが、内臓の動きも重要です。各内臓にもそれぞれ動きがあり、それは体の動きに伴った内臓の伸張と短縮や、呼吸運動に伴った動きです。
腹部を触ってみてください。前かがみをすると内臓が短縮し、背中を後ろに反ると内臓が伸張するのが感じられます。
内臓も平滑筋(へいかつきん)と呼ばれる筋肉でできており、骨格筋と同様に筋肉の伸張性と短縮性が必要です。なので、内臓が炎症などのためにくっついてしまう「癒着」や、内臓の動きに制限が起こると、体が思うように動かなくなります。
平滑筋
存在する場所:内臓や血管
働き:消化器や呼吸器、泌尿器、生殖器、血管などの壁にあり、緊張の保持と収縮をつかさどる筋肉。
内臓の癒着や制限により、内臓機能が低下
内臓の癒着や制限の主な原因は炎症です。それは外傷が腹部に加わる衝撃、内視鏡や切開の術後、食べ物によるアレルギー反応、感染症などがあります。他にも水分不足や運動不足、また内臓は脳との繋がりがありますので、ストレス過多による内臓の緊張からくる制限も生じる場合があります。緊張した時に胃の痛みを経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
こうした原因により、体に本来の動きではない余分な動きが生じたり、可動域が制限されたりします。また背中や骨盤の軸(アラインメント)も変化する場合があり、姿勢にも影響が及びます。骨格のみの治療を受けても再発を繰り返す体の痛みは、内臓が原因である場合も少なくありません。
さらに内臓の癒着や制限があると、その内臓自体の機能も低下しているケースがよくあります。例えば、大腸の制限のある人は便秘持ちであったり、胃周辺の制限のある人は逆流性胃炎があったりします。内臓の癒着や制限から起因している症状であれば、内臓への直接治療で改善されるケースはよくあります。
当オフィスのフィジカルセラピーでは、内臓への直接的な治療を行います。これは解剖学知識を適用した的確な触診で、内臓の動きを確認し特定の制限部位を解放していく徒手療法です。治療を受けても再発する腰痛、首の痛み、背中の痛み、または腹部の痛みや張りなどの悩みがある人は一度ご相談ください。
(10/26/2022)
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