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清水友翔
Yuto Shimizu
映画監督
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清水友翔さん
監督・脚本の短編ホラー映画『独奏霊 The Soloist』が9月5日から開催中のJapan Film Festival Los Angelesで上映される。上映スケジュールとチケット購入はこちら: http://jffla.org/
インスタグラム: @yutofromjapan
「ハリウッドで日本のホラー映画を作りたい」。ハリウッドで夢に挑む若き映像クリエイターたちが結集して完成された映画作品が公開中だ。
清水友翔さん監督・脚本の短編ホラー映画『独奏霊 The Soloist』が9月5日~18日まで開催中のJapan Film Festival Los Angelesで上映される。「日本のホラー映画は、ハリウッドでリメイクされるほど世界的に人気です。このハリウッドで僕たち日本人にしか作れない作品を作って、世界に発信したい、そんな思いでこの作品を作りました」
Japan Film Festival Los Angelesで上映されるホラー映画『独奏霊 The Soloist』。そして、今年制作し、現在複数の映画祭に出品中の短編映画『VANITAS』。社会問題である自殺者の増加に警告を鳴らすとともに、メンタルケアの在り方を考える。
『独奏霊 The Soloist』の舞台はロサンゼルス。ハリウッドでプロのピアニストを目指している主人公、鈴木芽衣。大舞台での演奏が決まった芽衣は自身の夢に思いを馳せつつも、自殺した母の死は自分に原因があるのではないか、そんな後悔が彼女の心を苦しめていた。そんな時、母の形見であるオルゴールを開けたことで、母の異常な愛情が怨念へと姿を変えて怪奇現象が起こり始め悲劇が次々と芽衣たちを襲う。
「親子の愛。“愛”は素晴らしいものですが、時に嫉妬や執着、憎悪といった恐ろしい形にも姿を変えることもある。愛にはそんな二面性があるのではないだろうか。この世界で起こっている対立、争いは、お互いの愛や正義がぶつかり合う二面性で成り立っているのだろう・・・。この映画の根底にはそんなテーマがあります」。
清水さんをはじめ制作陣にはハリウッドで活動するクリエイターや俳優が集まり、2020年末に撮影が開始された。しかし、コロナ・パンデミック下のロックダウンなどにより撮影がたびたび延期。制作が危ぶまれたが、やっとの思いで完成に至ったという。
「映画がもともと好きで、小学生の頃に映画『フォレスト・ガンプ』を観て、自分もこんな映画を撮ってみたいと思ったのがきっかけ。自分が映画を撮って、人を助けたり感動を与える側になりたいと思わせてくれた作品でした」。
高校生になっても映画作りへの思いを変わらずずっと持ち続けていた清水さん。高校を中退し、東京で1年間英語を勉強して2019年の夏にロサンゼルスに来た。サンタモニカカレッジの映画学部で学びながら、クラス外では、映画制作のアシスタントサポートやボランティアなどをしながら実践での映画制作を学んだり、ネットワークを広げた。
現在、次回作の脚本を執筆中。同作品では、初の長編に挑戦する。「現在、長編映画に向けて資金集めをしている段階です。映画制作の支援サポートに興味のある個人・団体・制作会社を探しています。もし可能であれば、僕のメールまでご連絡ください!」 yuto.jp.filmmaker@gmail.com
「僕は子どもの頃、周囲の人たちに馴染みづらい性格でした。学校のクラスにも馴染めなかった。一人ぼっちで寂しい思いをすることがたくさんあった僕に寄り添ってくれたのが映画でした。映画を観ていると寂しさや辛さを忘れることができた。だから、同じように辛い思いをしている人たちに寄り添うことができるような作品を届けたい。映画作りには、確かにお金や知名度も必要ですが、映画で人を救いたい、という気持ちはぶれないように映画を作り続けていきたいと思っています」。
(9/6/2022)
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