安全な都市ランキング、サンタモニカが最下位近くで「屈辱的」(4/4)

【ロサンゼルス4日】治安に関する調査サイト「Safewise.com」がカリフォルニア州の安全な都市の最新ランキングを発表し、230の都市の中で、サンタモニカが最低に近い224位にランク付けされた。人気観光地であるサンタモニカが低い順位となり、住民からは「屈辱的」などとの声が上がっている。

ランキングでは、窃盗と暴力犯罪の発生率などを要素に治安が評価された。230の都市を対象にしたレポートによると、人口9万474人のサンタモニカは、1,000人あたりの暴力犯罪が6.0件、窃盗は42.6件で、州内の都市の中での安全ランクは224番目となった。ちなみに2021年は222位だった。

これを受けてサンタモニカ市のフィル・ブロック市議は、安全性向上に向けた取り組みを実施していると説明。警察のパトロール強化や地域住民による自警団結成などを例にあげた。

また、サンタモニカ市当局は声明を出し、一日平均25万人の観光客や通勤者が訪れるサンタモニカ市はユニーク性が高く、人口を9万数千人ではなく、25万人として犯罪発生率を計算するべき、と持論を展開。ランキングの信ぴょう性に疑問を呈した。また、市内の重犯罪が近年、減少傾向だとも述べた。

最新ランキングによると、同エリアでサンタモニカよりも下位の都市は、225位のコンプトン、229位のサンバナディーノだった。ちなみに、1位はダンヴィル、2位はランチョ・サンタ・マルガリータ、3位はムアパーク。最下位はオークランドだった。

 

 

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