【ワシントン10日】連邦学生ローンの支払いは、2年以上にわたるCOVID-19緊急停止期間を経て、5月1日に再開される。
しかし、Student Debt Crisis Center(SDCC)が2月に実施した調査によると、学生ローンの借り手の93%が支払い再開の準備ができていないことが判明した。
調査対象となった23,532人の学生ローンの借り手のうち4分の1以上(27%)が、再び支払いを行う経済的な準備が整うことはないと回答している。さらに、85%が現在、支払い一時停止による経済的救済に頼っていると回答している。
消費者物価指数(CPI)によると、2020年3月にコロナウイルスの大流行が始まって以来、インフレ率は9%上昇している。
そのため、学生ローンの支払いは猶予期間前と変わらないかもしれないが、他の商品やサービスの価格が上昇することで、毎月の支払いに余裕を持たせることが難しくなる可能性がある。