南アフリカのオミクロン感染が急激な減少(1/21)

【ワシントン21日】南アフリカの研究者が世界当局に通知してからわずか8週間で、同国の感染症の波は上昇したときと同じくらい急激に減少している。それだけでなく、南アフリカはCOVID-19の第4波を乗り切り、人々の生活にほとんど支障をきたすことなく過ごしている。

ワクチン学者のシャビール・マディ教授によれば、ワクチンと過去の高い感染率が相まって、コロナウイルスに対する南アフリカの集団免疫力が高まり、第4波における重症化と死亡率が劇的に低下したとのことである。

高所得国の中には、南アフリカのデータに頼りすぎるのは良くないという声もあり、人口の年齢や感染率の高さが免疫力を高めているという違いも指摘されている。南アフリカでは約94,000人がウイルスで死亡した。これは人口6千万人足らずの国としては大きな犠牲である。

イギリスでも、南アフリカと同じようにここ数日で感染者が激減し、オミクロンの波に起因する死亡者の急激な増加は見られないことから、その勢いが弱まる兆しが見えている。

米国の多くの地域では、患者数、入院数、死亡数がまだ急速に増加しているが、オミクロンの影響を最初に受けた場所の1つであるニューヨーク市では、急速に減少しており、そのデータの軌跡は、南アフリカやイギリスで見られたものと酷似しているため、ヨハネスブルグからの朗報が、少なくとも米国にとってはより良いニュースの前触れであることが証明されるのではと期待が高まっている。

 

 

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